集中治療科
東京女子医科大学集中治療科は現在、18床の特定集中治療管理料ベッドを有する集中治療室(2F-ICU)を管理しており、日本集中治療医学会の専門医研修施設として、専門医の育成を担っています。
集中治療の目的は、外科系・内科系疾患を問わず呼吸、循環、代謝、脳神経などの重篤な急性臓器障害に対して、適切に集学的治療とケアを行なうことにより臓器機能の回復を促し、重症患者さんを救うことです。心臓血管外科や脳神経外科等の術後、VAD インプラントやECMO、臓器移植術後、小児循環器疾患、院内急変の敗血症性ショックなどの様々な重症患者を管理しており、年間約1,500例の入室患者があります。
また、Rapid Response SystemやRespiratory Support Teamにも対応しており、院内の入院患者の医療安全に貢献しています。集中治療医学は多くのエビデンス(根拠)を基本にして治療を行い、多職種の医療従事者の治療への関与が重要になります。日々変化する患者さんの病態を、毎朝適時行う多職種カンファレンス(医師、看護師、薬剤師、理学療法士、臨床工学部、栄養管理部、他のスタッフ)で検討し、治療計画を決定・共有しております。
医局員一同、皆様の研修をお待ちいたしております。