内分泌内科
内分泌疾患は、ホルモンを作る内分泌臓器の障害により、ホルモン分泌の異常が起こった状態か、そのホルモンが作用する標的臓器の異常により、ホルモン作用の異常が起こった疾患を対象としています。代表的な疾患としては先端巨大症、クッシング病、プロラクチノーマ、下垂体機能低下症、尿崩症などの間脳下垂体疾患、バセドウ病、橋本病、甲状腺癌などの甲状腺疾患、原発性副甲状腺機能亢進症、骨粗鬆症などの副甲状腺・カルシウム代謝疾患、クッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、副腎癌、先天性副腎過形成などの副腎疾患、ターナー症候群などの性腺疾患、多発性内分泌腫瘍症などの遺伝疾患があります。
教授の大月は、日本内分泌学会の数多くの診療ガイドライン作成に関わり、また厚生労働省の間脳下垂体機能障害に関する調査研究班の研究代表者、副腎ホルモンに関する調査研究班の分担研究者であり、内分泌疾患に対する臨床経験も大変豊富です。どのような内分泌疾患に対しても、より良い診療は何かを研修している先生方と一緒に考え、診療を行います。
是非、内分泌内科の研修で「患者さん自身を診る」ことの大切さを学んでもらえればと思っています。