消化器内科
消化器内科へようこそ!
東京女子医科大学 消化器内科は1972年に開設された我が国で最初の『消化器内科』講座です。それまで他大学では第1内科、三神内科・・・などの総合講座制でしたが、当科は臓器、診療科名を冠した診療科の先駆けであります。
消化器内科は、上部消化管(食道、胃、十二指腸)、下部消化管(小腸、大腸)、肝臓、胆道、膵臓とその守備範囲は広く、病態も炎症から腫瘍まで様々な病気を対象としています。腹痛を主訴とした患者は一般、日常診療でも最も多く遭遇します。また現在、本邦の死因の第1位は悪性腫瘍ですが、その多くは消化器癌であります。このような事実から、いかなる分野を志す臨床医も消化器内科は一度は経験、修得しておくべき診療科であります。
手技、検査も多彩で消化管内視鏡検査、超音波検査などが修得でき、いわゆる『手に職』がつきます。専門性の高い高度医療を志す方のみならず、検診、クリニックでも歓迎される技術が修得できる点も魅力です。
確かに消化器内科は忙しい、大変な診療科ですが、後になってかなりのアドバンテージになります!本物の専門技術を修得しておけば、出産や育児の休職期間があっても十分復帰可能で、常勤医としての需要も高く、アルバイトでも引く手数多の状況で、一生有利です。目先のQOLをエサに勧誘する診療科もあるようですが、長期的人生設計に立ち、選択すべきと思います。
せっかく、医師免許証という『最高峰のライセンス』を取得したのですから、若いうちは駆け抜けましょう!高いモチベーションを有する、若い力に期待しています。多くの先輩、経験豊富な指導医が皆様をお待ちしています、絶対損はさせません。いざ消化器内科へ!
(文責:中村真一)