救命救急センター
救命救急センターは、数ある診療科の中で「目標」が科名となっている、唯一の診療科です。
東京の真ん中にある大学病院の救命救急センターで、命を救う事を目標に、各医局員がその持てる能力を出し合い、他科とも協力し合ってあらゆる疾患、外傷の診療を行なっています。3次救急患者の初期治療や、重篤な患者の集中治療を始めとし、救急隊の指導、ICLSなどの教育、東京DMAT参加など、業務内容は多岐にわたります。それゆえ、医局員の所属する学会も様々です。
当センターは、国内でも数少ない、日本救急医学会救急科専門医・指導医指定施設かつ日本集中治療医学会専門医研修施設となっており、救急科専門医、集中治療専門医両方の取得が可能です。また、救急診療に関する技術の修得のため、院内他科、基礎医学教室、学外病院・施設への派遣を行なっており、外科専門医、内科専門医の取得だけでなく、日本消化器内視鏡学会専門医、麻酔科標榜医、日本臨床高気圧酸素・潜水医学会専門医や、東京DMAT登録医、日本DMAT登録医、ICLS、JATEC、JPTECなどのインストラクター資格の取得も可能です。国内学会、国際学会での発表を積極的に行なっており、初期研修医に対しても、学会発表の指導をしています。
さらに、本学の創設者、吉岡彌生の「女性が独立した職業人として、社会に貢献できる人材となる教育を行なう」という理念に基づき、女性医師が家庭を持ち、子育てをしながらでも働き続けられる救命救急センターを目指しています。
もちろん、子育て中の男性医局員の待遇も同様です。男性女性を問わず、仕事をする上で社会の基本単位である家庭を犠牲にする事がない、職場づくりをしています。
厳しい業務の中にもアットホームで様々な可能性を持つ医局の雰囲気を、是非当センターの初期研修を通して体験してください。
- 所属学会
- 日本救急医学会、日本集中治療医学会、日本外科学会、日本内科学会、日本外傷学会、日本消化器内視鏡学会、日本高気圧酸素・潜水医学会、日本中毒学会、日本急性血液浄化学会、日本小児救急医学会、日本IVR学会など