再生医工学分野
概要
重篤な疾患の治療法として移植医療があるが、ドナー不足の問題、また仮に移植できたとしても免疫抑制剤の副作用の問題が依然として残されています。これらの問題を解決するものとして、再生医学、組織工学が未来の医療として注目されています。組織工学は、年に米国の工学者であるおよび外科医であるらにより提唱されました。彼らは生分解性の合成高分子を足場とし、そこに細胞を導入し、増殖因子存在下で次元組織構造を再生できることを示しました。今後このような組織工学に加え、幹細胞生物学の発展が同期して、再生医学という分野を確立していくと思われます。再生医学は、医学のみ、工学のみでは決して成し得ない学際的な学問です。再生医工学分野は、医学、理工学、生物学との融合によって新規概念、新手法を生み出し、未来の医療へ取り組むものです。

研究可能テーマ

(2)細胞シート工学による再生医療の前臨床研究
(3)間葉系幹細胞シートを用いた新規再生治療法の開発
(4)細胞シートを用いた再生組織への毛細血管・リンパ管の導入
(5)細胞シート工学による糖尿病再生医療
(6)MSCを用いた再生医療による難治性疾患への応用
スタッフ紹介
教授 大和 雅之
准教授 関根 秀一
助教 高木 亮
助教 本間 順
准教授 関根 秀一
助教 高木 亮
助教 本間 順