親知らずの抜歯
一般的に「親知らず」と呼ばれる歯は「智歯(ちし)」といい、前歯の中央から数えて8番目の歯を指します。抜歯は一般の歯科医院でも行っている治療ですが、智歯が顎の骨に深く埋まっていたり横向きに生えていたりすると、抜歯が困難になることがあります。
一般的な埋まっている親知らずの抜歯方法
歯の周りの歯茎を切開して、歯槽骨(歯の周りの骨)を削り、歯をいくつかに分割して抜歯します。切開した歯茎は縫合します。
埋伏歯の位置や角度など状態によりますが、抜歯時間は10分〜1時間程度です。抜歯後は腫れ、痛み、開口障害が発現する場合があります。
抜歯後の注意事項
抜歯当日は激しい運動や長時間の入浴、飲酒は控えましょう。出血や痛みの原因となるため、血行が良くなる行為、傷口を手や舌で触れて刺激を与える行為は避けてください。抜歯後なかなか出血が止まらない時は、清潔なコットンやガーゼを小さく切って丸め、抜歯した部分において10分程度強めに噛んでください。