微小変化型ネフローゼ症候群

糸球体の形態に明らかな変化はない(微小変化)のに糸球体の血管からタンパクがもれてしまいます。花粉症やぜんそくなどアレルギー反応が誘因になると考えられており、小児~若年者に多くみられます。発症は急激であり、1週間で体重が5kg増えてしまうことも稀ではありません。

治療は?

リンパ球の働きを抑える、ステロイド薬免疫抑制薬を使用します。

治療によく反応しますが、再発が多く認められます。何度も再発する患者さんでは治療に難渋することも多く、当科では再発する方々を対象に生物学的製剤(リツキシマブ)の臨床研究を行っています。