腎臓移植

透析療法と並んで腎臓の機能を代償できる方法が腎臓移植です。


移植を受けた患者さんはどのくらいいるの?

2009年の統計によると約29万人の透析患者さんのうち腎移植を受けられた方は約1300名で、そのほとんど(92%)が生体腎移植です。


移植時期は?

透析療法を開始してから行われることが多いですが、最近では、比較的生着率が高いといわれる「先行的腎移植」(透析治療を行わずに腎移植を行う)が行われることもあります。


方法は?

家族・配偶者の腎臓の1つを提供してもらう「生体腎移植」と、脳死や心臓死になられた患者さんから提供をうける「献腎移植」があります。


予後は?

新しい免疫抑制薬の登場により生体腎移植の場合、生着率も5年で90%と改善されてきました。しかし、透析への再導入率は5年で10%です。