研修希望の方へ

後期研修医の声

潮医師 (平成30年度入局 出身大学:北里大学 初期研修:亀田総合病院)

なぜ、今、腎臓内科なのか。

腎臓内科に進もうか迷っている先生たちは、おそらく“全身を診られるようになりたい”という先生も少なくないと思います。僕自身、医学生の時にこのような思いを持ち、総合診療医や家庭医に興味がありました。
初期研修先の亀田総合病院で家庭医診療科をローテートしていた時に、透析患者に透析に対しての思いを聞くことがありました。
「透析が必要と言われた時には、余命宣告されたような気分だった」
「好きだった旅行も行きにくくなったね」
人工透析という治療の、その患者の人生に与える影響の大きさを痛感しました。 ”
透析のない世界を目指そう。” そんな思いで腎臓内科医となりました。

腎臓内科医は、全身を診るのはもちろんのこと、様々な分野に精通が必要だと思っています。
東京女子医大腎臓内科では、腎病理を自分で実際に見て、病理医とともに、ディスカッションを重ねて診療を進めていきます。とても勉強になりますし、貴重だと思います。
臨床においては、ネフローゼ症候群に加え、TMAや遺伝性疾患などバリエーション豊かに症例が集まります。熱意ある教育を受けながら充実した日々を過ごすことができます。

iPS細胞やAIなど新たな分野が発展し、腎臓内科の世界はこれからどんどん変化していくと思います。今だからこそ腎臓内科です。一緒にそんな世界を盛り上げていきませんか。 マクロに全身を診て、腎臓のミクロな世界を想像しながら、治療を行う。
そんな医療を、東京女子医大腎臓内科、で実感してください。見学お待ちしています。


K医師 (平成30年度入局 出身大学:東京女子医科大学 初期研修:当院)

入局を希望した理由

私は、本大学出身で初期研修も、附属の大学病院で研修を行いました。両親共に医師ではない家庭で育ったため、漠然と内科医になろうかなと考えていました。
たまたま、初期研修1年目の4月~6月を腎臓内科で研修することになり、当時の指導医は、何もわからない私に丁寧に、病棟のことや患者への対応や病態のことを教えてくださりました。指導医の患者さんからの信頼も厚く、仕事もテキパキとこなす姿に憧れました。研修中、全身を診られたらかっこいいなと思っていた私に、腎臓内科は総合的に患者さんを診られるからいいよと声をかけてくださり、腎臓内科に進みたいと考えるようになり、腎臓内科医としての道を選びました。
また当医局には、出産・子育てをしながら仕事を続けていらっしゃるロールモデルも多く、女性としての働き方についても、考えられると思います。
まずは一度見学に来ていただけると、医局の雰囲気も分かると思います。
皆さんと一緒に働ける日が来ることを楽しみにしております。

●入局1年目の流れ
4-7月 腎臓内科(うち1ヶ月透析室)
8-11月 他内科ローテーション1ヶ月×4科(不足症例の科)
翌12-1月  腎臓内科
2-3月 救急外来
4月 関連病院へ出向

●ある1日の勤務(大学病院腎臓内科)
9時 教授回診(水)・班で温度版回診(月〜土)
シャント作成(主に木)
11時 腎生検(主に水)
12時 昼食
14時 病理カンファ(水)
16時 医局会(水)・関連病院との腎病理カンファレンス(隔月)
*週1日 外勤(透析クリニックなど)
*内科合同当直 月2回程度 明け休み(午後には帰宅)