約30%の患者さんは、末期腎不全になり透析治療を必要とします。また約20%の患者さんは死に至ります。高齢者に多く、ステロイド薬や免疫抑制薬による治療を行うので、抵抗力が低下し、感染症にかかりやすいことも特徴で、死因の50%が感染症といわれています。
慢性腎臓病(CKD)に当てはまる患者さんは非常に多いため、腎機能に合わせて、1~5までのステージに分類されます。
ANCA関連血管炎
発症平均年齢 |
67.7歳 |
生存率(6ヶ月後) |
84.8% |
生存率(2年後) |
82.0% |
透析への移行率(6ヵ月後) |
32% |
死因(感染症) |
60% |
(当科が関連病院と共に行った統計)