高次脳機能障害
高次脳機能障害のリハビリ
入院患者さんを対象に行なっています。高次脳機能障害とは、主に脳の損傷により、言語・思考・記憶・行為・学習・注意などの知的な機能に障害が起きた状態のことをいいます。当院では、脳卒中急性期(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血など)、脳腫瘍の手術前後、頭部外傷、蘇生後脳症などにより、失語、注意障害、記憶障害、遂行機能障害、失認(視覚、身体失認など)、失行などの高次脳機能障害を呈した方に対し、各種検査で評価し、その後、訓練を行ないます。失語症については言語聴覚士が、その他の高次機能障害全般については作業療法士が担当します。
自宅退院できる方へは、退院後の実生活や復職を想定し、個々に必要な訓練と生活・ご家族指導、社会支援部と連携し活用できる社会資源をご紹介致します。当院で入院治療後、回復期リハビリテーション病院へ転院される方へは、スムーズに訓練を継続できるよう、転院先へ訓練内容の概要をお伝えします。