先端に小型カメラ (CCD) またはレンズを内蔵した細長い管を口や鼻あるいは肛門より挿入し、食道、胃、十二指腸や大腸の内部を直接観察する検査です。必要に応じて組織片の採取や治療を行う場合もあります。
検査の介助を担当する臨床検査技師は、令和3年10月1日より臨床検査技師等に関する法律施行規則の一部改正に伴い、厚生労働大臣の指定する「タスク・シフト/シェアに関する厚生労働大臣指定講習会」の全過程を終了しています。
検査項目名 | 検査内容 |
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上部消化管内視鏡検査 | 食道、胃、十二指腸を観察する内視鏡検査です。 日本人に多い胃十二指腸潰瘍、胃癌の診断にはとても有用であり、大切な検査です。 |
下部消化管内視鏡検査 | 主に直腸、大腸を観察する内視鏡検査です。 大腸ポリープ、大腸癌の発見、さらに近年増えている炎症性腸疾患の診断などに不可欠な検査です。 |
超音波内視鏡検査 | 消化管および膵臓腫瘍などの良性、悪性の診断や消化管癌の深さの診断を目的とした検査です。 |
胆道、膵臓内視鏡検査 | 総胆管結石をはじめとした胆道系疾患や膵臓疾患の診断や治療のために行う内視鏡検査です。 |
小腸内視鏡検査 | 経口もしくは経肛門的に内視鏡を挿入し、小腸疾患の診断と治療を行います。 術後腸管の胆道、膵臓内視鏡検査に用いることもあります。 |
カプセル内視鏡 | 小腸疾患が疑われる場合、少ない負担で全小腸の観察を行うことが出来ます。 上部、下部内視鏡検査で診断に至らなかった「原因不明の消化管出血」が良い適応です。 |
内視鏡の検査は苦しいと聞いたのですが、麻酔は使ってもらえるのでしょうか?
診察時に医師とご相談ください。
使用したスコープは消毒されているのでしょうか?
使用後に必ず洗浄消毒しています。
消化器内視鏡技師資格を有した専任のスタッフが洗浄消毒しております。