2015 | 2014 | 2013 | 2012|2011|2010|2009|2008|2007
2014年の入院児の統計を表に示す。NICU入院児数は、前年に比べて減少し計169名でした。NICU入院児とは別に、136名の児がGCUに入院となっていますが、これも前年に比べて減少しています。同時期の出生数が699名と前年に比べて100名以上減少したことが影響しています。これは、東京女子医大全体が、マスコミ等で話題となったことが一番大きく影響しています。ただし、この院内出生数の減少は、2015年になってからは著明に改善しています。また、2015年には、NICUを15から18床に増床するので、入院数はさらに増加すると推測されます。
スタッフとしては、楠田 聡、内山 温、中西秀彦、戸津五月、増本健一、首里京子、今井 憲、杉田依里、大野秀子、末永英世、石田宗司、吾郷真子が診療に従事しました。ただし、首里京子は、8月からオーストラリアのメルボルン王立産科病院に留学となりました。さらに、「周産期医療の質と安全の向上のための研究」として、三ツ橋偉子と西田俊彦が研究の支援を行った。一方、前年から研修中のマレーシアのCheong先生が7月末まで滞在しました。2014年の最大のイベントは、第50回日本周産期・新生児医学会を開催したことです。おかげ様で、3400名の参加者があり、盛大に会を終了することができました。改めて関係者の皆様に感謝申し上げます。新生児部門の研究テーマとしては、晩期循環不全の病態解明と予防法の確立、早産児の副腎皮質機能、早産児のビフィズス菌投与を含めた栄養方法の確立、慢性肺疾患動物モデルでの基礎実験、無接触型の心拍呼吸モニタ、等があり、同時進行形式で実施されています。特に、慢性肺疾患のモデルは本学解剖学教室との共同研究であります。また、厚生労働省の研究班事業として、INTACT介入試験を実施しています。一方、八千代医療センター近藤 乾先生、東医療センターの長谷川久弥先生、東京大学の高橋尚人先生、愛育病院の加部一彦先生、聖母病院の猪野雅孝先生、葛飾赤十字産院の三石知左子先生、多摩北部医療センター小保内俊雅先生とは本年も継続して連携をさせて頂きました。
NICU入院数出生体重別(2014年1月1日~2014年12月31日) | |||||
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出生体重 | 院 内 | (母体搬送) | 院 外 | 人工呼吸管理 | 死亡退院 |
-499g | 3 | 1 | 0 | 3 | 0 |
500-999g | 14 | 0 | 17 | 1 | 1 |
1000-1499g | 28 | 8 | 0 | 16 | 1 |
1500-1999g | 32 | 12 | 1 | 7 | 0 |
2000-2499g | 38 | 16 | 1 | 10 | 1 |
2500g- | 33 | 7 | 13 | 10 | 0 |
計 | 154 | 58 | 15 | 63 | 3 |
NICU入院数在胎期間別(2014年1月1日~2014年12月31日) | |||||
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在胎期間 | 院 内 | (母体搬送) | 院 外 | 人工呼吸管理 | 死亡退院 |
22-23週 | 4 | 0 | 0 | 4 | 1 |
24-25週 | 4 | 3 | 0 | 3 | 0 |
26-27週 | 12 | 9 | 0 | 10 | 0 |
28-29週 | 12 | 5 | 0 | 9 | 0 |
30-31週 | 20 | 6 | 0 | 12 | 1 |
32-33週 | 17 | 12 | 0 | 4 | 0 |
34-36週 | 44 | 21 | 2 | 13 | 0 |
37週- | 41 | 4 | 13 | 7 | 1 |
計 | 154 | 58 | 15 | 63 | 3 |