臨床研究について

臨床研究とは
 患者さんにご協力いただき、病気の予防や診断、治療方法の改善や、病気の原因を解明するなどのため行われる研究のことを臨床研究といいます。東京女子医科大学血液内科では、血液疾患診療における医療水準の向上や新しい治療法を開発するため、積極的に臨床研究を実施しております。
下記に記載している臨床研究のために、これまで当科で診療を受けた患者さん、研究の実施に同意ただいた患者さんの臨床データを使用させていただいております。
個人情報の保護には国内の法令やガイドラインに従い、個人が特定されない方法でデータの処理を行っております。データの使用に同意されない場合は下記までご連絡ください。
なお、これらの研究は、本学倫理審査委員会で承認を得ております。また、仮に研究への参加を断った場合にも、当科における診療・治療の面で不利益を被る事はありませんのでご安心ください。
当院が代表施設として行っている研究 (2024年4月1日現在)
気管支肺胞洗浄液を用いたFilm array法による呼吸器ウィルス肺炎診断
KIR多型とHLAの組み合わせが血液疾患の予後に及ぼす影響についての解析
造血幹細胞移植における造血機能および免疫動態解析に関する研究
免疫性血小板減少症の臨床的特徴及び予後予測因子に関する後方視的解析
ブリナツモマブ治療後に同種造血幹細胞移植を施行した再発・難治性B細胞性急性リンパ性白血病の臨床アウトカム:日本における造血細胞移植登録一元管理プログラム(TRUMP®)レジストリデータ及びその二次調査による後方視的観察研究(アムジェン株式会社及び日本造血・免疫細胞療法学会による産学協働研究)
初発悪性リンパ腫の診断時に心臓浸潤していた症例の後方視的解析
中枢神経に病変を有する悪性リンパ腫に対するthiotepaを用いた自家移植前処置の安全性・短期成績の検討
免疫不全患者におけるウィルス感染症
造血幹細胞移植後の急性肺障害の発症機序
本学が分担施設として参加している研究 (2024年4月1日現在)
染色体・遺伝子異変・細胞表面抗原が多発性骨髄腫(NM),意義不明の単クローン性高ガンマグロブリン血症(MGUS)の予後に及ぼす影響に関する観察研究 関東・東北骨髄腫カンファレンス(KT-MM)
JALSG参加施設において新規に発症した全AML、全MDS、全CMML症例に対して施行された治療方法と患者側因子が5年生存率に及ぼす影響を検討する観察研究(前向き臨床観察研究)
関東造血幹細胞移植共同研究グループ(KSGCT)移植患者データベース作成調査研究
造血細胞移植および細胞治療の全国調査
本学で患者さんの参加を募集している治験 (2024年4月1日現在)
赤血球輸血を必要とする、JAK2阻害剤を投与中の骨髄増殖性腫瘍関連骨髄繊維症患者を対象にLUSPATERCEPT(ACE-536)の有効性及び安全性をプラセボと比較する、第3相二重盲検ランダム化試験
製品規格に適合しないIDECABTAGENE VICLEUCELを被験者に投与する拡大アクセス試験(EAP)
未治療の中枢神経系原発リンパ腫(PCNSL)を対象としたONO-4059とリツキシマブ、メトトレキサート、プロカルバジン及びビンクリスチン(R-MPV)療法の併用投与による多施設共同第Ⅰ相非盲検非対照試験(登録準備中)
患者さんへの情報公開
東京女子医科大学
人を対象とする生命科学・医学系研究に関する情報公開
https://twmu.bvits.com/rinri/publish.aspx

【連絡先】
東京女子医科大学 血液内科 医局事務
TEL:03-3353-8111(代表)