血液内科入局をご希望される皆様へ
医学の進歩は日進月歩であり、血液内科の領域においても例外ではありません。
「クリーンベンチからベッドサイド」という言葉のとおり、血液内科の分野では基礎研究から臨床応用までが密接に結びつき、抗体療法をはじめとした分子標的薬などから造血幹細胞移植の領域にわたるまで血液疾患の治療は飛躍的に日々進歩しています。
東京女子医科大学血液内科は現在、瀬尾幸子教授・基幹分野長のもと、幅広い分野で研究・臨床・教育に取り組んでいます。今後は造血幹細胞移植を中心に研究・診療をさらに発展させるべく医局員一同日々邁進しております。
入局後は専門医として後期研修に取り組んでいただくとともに、認定医取得に必要な場合には入局後の内科ローテーションの制度も用意しております。当大学では唯一の女子医科大学として、数多くの女性医師が当科をはじめ様々な分野で活躍しています。また他大学から男性女性を問わず多くの医師が全国から入局し本院・関連病院などで活躍し、充実した環境となっています。
当科ではひとりでも多くの熱意あふれる若い医師の皆様の入局を医局員一同心待ちにしております。
医局員の声
■卒後12年目助教
東京女子医科大学ではすべての男性医師が他大学卒業であることもあり、出身大学などによる学閥がほとんどありません。このため、すべての診療科で全国から多くのやる気のある医師が集まり、日々切磋琢磨しています。自分が入局した時も、特に誰か知り合いや伝手があるわけではありませんでしたが、血液内科の先生方にとても温かく迎えていただき、初めから楽しく研修することができました。
東京女子医科大学病院血液内科では幅広く血液疾患の診療に力を入れてきた実績があり、経験豊かなスタッフの先生方と一緒に数多くの診療経験を積むことができます。自分も血液悪性腫瘍や造血幹細胞移植はもちろんのこと、極めて稀な血液疾患を診療する機会もあり、日々新たな発見に驚かされています。臨床研究にも積極的に参加し、多施設共同研究や新規薬剤の臨床治験なども数多く経験できます。
■卒後5年目後期研修医
様々な診療科がある中で、血液内科は決して人数の多い科ではありません。しかし少人数だからこそ、全員が一丸となって診療に当たっており、とても雰囲気が良いです。困ったことがあればすぐに誰かに相談できる環境が整っており、上下の隔たりをほとんど感じることがありません。上の先生方は教育熱心でもあり、私たちの意見にもしっかり耳を傾け、時に間違いを正しながら意見を尊重してくれます。
血液内科は診断から治療までの全てに関わることができ、とてもやりがいのある診療科です。学内・学外を問わず、やる気のある研修医の皆さんからのお問い合わせをお待ちしています!
■大学院生
病院での臨床業務の傍ら、希望であった理化学研究所での基礎研究にも柔軟に対応していただき、出向という形で研究を行っております。
基礎研究を行う場合、その間に臨床を離れることへの不安がありましたが、臨床の感覚を忘れず、基礎研究の時間は十分に確保できる体制を整えていただいております。