ご挨拶

東京女子医科大学母子総合医療センター長、同 新生児部門教授 楠田 聡

dr.kusuda1.jpgこのたび本学が、文部科学省の大学病院の周産期医療体制整備計画に基づき、「周産期医療環境整備事業(人材養成環境整備)」に採択されました。これは、本学が国際的にも周産期医療の先進医療施設として知られていることと、本邦唯一の女子の医学教育機関として従来より医療現場での男女共同参画を推進してきたことが認められた結果です。

そこで、プログラムの名称としては「男女共同参画型NICU人材養成プログラム―地域とささえあう周産期医療―」としました。事業自体は5年間継続される予定です。

本プログラムの遂行は母子総合医療センターと男女共同参画推進局が協力して行います。研修の対象は医師のみならず、助産師、看護師、臨床心理士とし、広く門戸を広げ、研修期間も短期から中長期まで柔軟に対応しております。さらに、研修期間中のファミリーサポート事業も充実させ、出来るだけ多くの方に研修に参加して頂ける環境となっております。

この事業の推進により、全国および地域で周産期医療に従事できる人材をより多く養成し、危機的状況にある我が国の周産期医療の供給体制を大きく改善させたいと考えています。

本事業の特徴や詳細はホームページに案内しておりますので、そちらをご覧下さい。そしてこの事業に興味を持たれた方は是非ご連絡下さい。周産期医療を支える気概を持った皆さん方と一緒に進んで行きたいと思っています。

平成21年11月