Renal transplanation
腎移植をしてから最初の3カ月までは拒絶反応が発生する可能性が高い時期です。そのため退院後の外来通院は必ず指示された期日にきていただくことになります。
腎機能、感染症、免疫抑制薬の血中濃度をみるために採血します。尿の中に蛋白や血液が含まれていないか調べます。また、ときどき自宅で24時間尿をためていただいてその尿で24時間排出される蛋白の量なども調べます。
定期的に腎臓の形態や血流を見ます。
以下の合併症にかかってないか、またはもともとあった合併症が悪化していないかを外来で定期的に調べます。
患者さんによって異なりますが移植前に認めていた心臓疾患、呼吸器疾患などがあれば、それぞれに関し定期的に検査します。
外来受診される日の朝は、免疫抑制薬の内服はしないでください。内服していない状態での免疫抑制剤の濃度を調べるので、免疫抑制薬を持参し、外来で採血をしてから免疫抑制剤を内服してください。
週2回
週に1~2回
2週間に1回
4週間に1回
遠方から移植を受けていただいて通院が大変な場合は、しばらく東京女子医大の提携病院に入院していただき、そこで検査を受けていただく場合もあります。
いつもより尿の出が少なく体重が増えている場合は拒絶反応の疑いがあるので、外来にきて検査を受けましょう。尿量減少を正確に判断するためにも、退院後も毎日尿量を測定しましょう。
移植後3カ月は特に感染症になりやすい時期です。38度以上の熱が出ている場合は外来にきて検査を受けましょう。
気がついた時点で1回分をすぐ飲んでください。拒絶反応がおこる可能性が高くなるので尿量や体調を注意深く観察し、少しでも異常を感じた場合は外来受診してください。