留学レポート

赤羽 朋博

abroad report私は2015年7月よりアメリカ合衆国のVirginia州の州都Richmondにある Virginia Commonwealth University (VCU)のPediatricsへ留学中しております。
渡米してまだ4週間が過ぎたところで、本格的な研究は始まっておらず私自身日々の生活に慣れるのに精一杯といったところですが、念願であったアメリカでの生活に日々刺激を受けながら有意義な毎日を過ごしております。
Richmondは東海岸のワシントンD.Cから車で2時間程度のところに位置しておりますが、日本人には馴染みが少なく、聞いたことはあるけれどよくわからないといった印象を持たれると思います。Virginia州はアメリカ合衆国最初の13州に数えられ、トーマス・ジェファーソンゆかりの世界遺産であるモンティセロとバージニア大学、ペンタゴンの名称で知られる国防総省、シェナンドー国立公園などが有名です。またNBA, NHL, NFLのチームが一つも無いというある意味奇跡的な州ですが、大学スポーツが盛んであり、バスケットボールやアメリカンフットボールなど秋のシーズンには非常に盛り上がりを見せます。
VCUは1838年に創立の州立大学で、Virginia州で3番目に大きな大学です。研究に重点を置く大学として知られ、大学院では芸術学部と保健管理学部が全米トップレベルの評価を受けています。病院自体も非常に大きく、最初に来た時はその規模に圧倒されました。私の研究室のPrincipal Investigator(P.I)であるBruce K. Rubin教授は小児科医で玉置教授とも既知の間柄であり気管支喘息や日本人には馴染みが少ないですが嚢胞性線維症などの慢性気道炎症性疾患をご専門とされております。現在は私の他に日本から2人のポスドクの先生がご留学されており日夜研究に励んでおられます。
言語を含め慣れない環境で不安も多いですが、幸いラボの人々、それ以外にも様々な人たちに助けていただきながらなんとか生活しております。
私自身まだまだ未熟ではありますが、こうして若手のうちに海外で留学する機会をいただけたことは非常に貴重であり、人間的にも医師としても成長できる機会になるのではないかと考えています。心よく送り出してくださった玉置教授はじめ医局の先生方に感謝しつつ、少しでも還元できるようにこれからの研究に励んで参りたいと思います。

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