東京女子医科大学 呼吸器内科学講座は、平成2年に呼吸器外科とともに呼吸器センターを設立し、呼吸器内科学の診療と研究を行っています。
現在、多賀谷悦子主任教授のもと、近藤光子教授、桂秀樹教授、八木理充講師、有村健講師、赤羽朋博准講師、助教3名の他、後期研修医と専攻医が在籍しています。
主要学会認定医・専門医は、日本内科学会認定医16名・専門医9名・指導医5名、日本呼吸器学会専門医17名・指導医7名、日本アレルギー学会認定専門医10名、日本呼吸器内視鏡学会専門医1名、がん治療認定医3名です。
今や肺癌は胃癌を抜いて男性の死因の第一位となり、喘息や慢性閉塞性肺疾患も年々増加の一途をたどっています。その他、肺には感染症、悪性腫瘍、アレルギー、免疫異常など実に様々な病気がありますが、当科では、各々の疾患の専門医が呼吸器外科や放射線科、麻酔科などと緊密に連携し高度で有機的な診療を行っています。また、禁煙教育、喘息教室などによる予防医学・管理医学の充実や、在宅医療のネットワーク作りにも力を注いでいます。
研究面では、細胞生理学、細胞生物学、分子生物学、免疫学などの先端テクノロジーを駆使した基礎研究から、これらの治療応用をめざした臨床研究まで幅広く行われ、国内外でも屈指の業績をあげています。さらに、卒後教育として多くの勉強会、症例検討会、抄読会、研究発表会などを行い、優れた呼吸器内科専門医を養成し良質の医療を患者さんに提供できるよう勤めています。