医学部長挨拶
(受験生の皆さんへ)
本学医学部は、高い知識・技術を持つとともに、病気を癒す心の両者を兼ね備え、精神的・経済的に自立し社会に貢献する女性医師の育成に努め、職務を継続する女性医師を絶え間なく世に輩出してきました。教育では、2012年に日本で初めて国際基準を踏まえた医学教育プログラムの外部評価を受け、高い水準であることが評価されています。
2019年11月には新たに医学部分野別認証評価を受審し、全学をあげて教育プログラムの刷新に努め、教育のさらなる質向上を目指しています。2020年度からはアクティブラーニングの1つであるチーム基盤型学修の期間を拡大することで、さらなる臨床推論能力の向上を行います。また、医学部、看護学部が融合する新校舎棟「彌生記念教育棟」の完成により、2020年度からはこれまで以上に有機的な協働教育、リーダーシップ教育が実現します。両学部が力を合わせ、より良質なチーム医療を行い、指導的役割を果たすことのできる女性医療人の育成に力を尽くします。研究では、医学部3年生で基礎・臨床の教室で研究のプロセスを学ぶ「研究プロジェクト」を行うことで、学生時代からリサーチマインドをもつ学生の育成を行っています。このプロジェクトを強化することで女性研究者の育成を推進していきます。また、本学では、女性医療人キャリア形成センターにおける女性活躍プロジェクトを軸とした研究環境の整備により、卒業後も女性研究者のサポートが行われています。診療の現場でも、参加型臨床実習の充実、医療安全教育の構築に努め、より安全な医療の提供ができる医師育成環境の整備を行っています。
本学は、これからも、創立者吉岡彌生先生の志を継承し続けます。本学で、生涯にわたり、「至誠と愛」の理念を持ち続け、自立して社会に貢献できる、そして、強いリーダーシップを持って日本のみならず国際的にも活躍し、次世代を牽引し続けることのできる女性医師を目指して頂ければと願っています。
医学部長 石黒 直子
看護学部長挨拶
(受験生の方へ)
本学の看護教育は90年に及ぶ歴史があり、その理念である「至誠と愛」に基づき、変動する社会情勢の中でも看護の役割を認識し、責任を自主的に果たしうる看護実践者の育成を目指しております。
2020年4月には、河田町キャンパスに医学部と看護学部を融合した新校舎が完成し、新カリキュラムを開始します。シミュレーション教育を体験できる看護実習やテュートリアル・カンファレンスルーム、併設の東京女子医科大学病院でチーム医療に向けた多職種連携を医学部との協働教育で学びます。先進医療と地域医療を通じて、社会の要請に応える看護師・保健師・養護教諭や大学院では助産師や専門看護師など多くの卒業生を国内外に輩出しております。
主体的に学ぶ能力を養うためアクティブラーニングを取りいれ、個々の学生が持つ疑問に取り組む姿勢を尊重し、自らのキャリアが描けるようにきめ細かな関わりをしております。ハワイパシフィック大学やアルバーノ大学、韓国梨花女子大学の国際交流にも力を注いでおります。これら本学独自の教育環境のもとで、豊かな人間性と柔軟な思考力を養い、看護の基礎となる知識・技術を身につけて社会に貢献でき、活躍する女性リーダーとなるよう期待しております。
可能性が広がる本学での学修に、是非、チャレンジしてください。本学では、自ら能力を高め、問題を解決していこうとする意欲のある学生に広く門戸を開いてお待ちしております。
看護学部長 小川 久貴子