診断に必要な検査は？

外来で簡易検査によってスクリーニングを行います。SASを疑われる方には、確定診断のために、１泊入院終夜睡眠ポリグラフィー検査（PSG）を受けていただきます。　>> 詳細

有効な治療法は？

１．CPAP
SASに対する第1選択治療は、シーパップ（CPAP）療法で、鼻マスクから空気を送り込み、睡眠中に気道の虚脱を防ぎ、無呼吸を少なくします。CPAP治療によってSAS患者様の生存率は、無治療の方より高くなります。 CPAP機器取り扱い業者は、テイジン、フィリップス、チェストで、患者さまに合わせたCPAP機器を選択しております。
CPAP治療に際し、１泊入院にて処方圧の設定やマスク調整を行なう場合があります。　>> 詳細
CPAP治療は保険診療で、原則月１回定期的に外来を受診していただきます。その場合、１ヶ月の自己負担は、３割負担の方で約５,０００円となります。

２．口腔内装置（マウスピース, Oral Appliance OA）
軽症から中等症の場合には、マウスピースを夜間睡眠中に装着し、下顎を前に出すことにより、気道を広げる治療法を行います。当科から、口腔外科に依頼し、保険診療などでマウスピースを作成しています。