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主な対象疾患
1. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群とは、気道の虚脱によって睡眠中に何度も呼吸が止まり、夜中に繰り返し低酸素に晒される病気です(間歇的窒息状態)。
SASは、重症になるほど、体全体の血管、特に心臓、脳の血管を傷害し、心筋梗塞、脳血管障害による死亡率を上昇させます。これらの悪影響は若い世代ほど著明ですので、注意が必要です。
さらにSASは、心不全、高血圧、糖尿病、うつ病、認知症、性的不能などの増悪因子になると考えられています。
また、日中の居眠りのために交通事故などの原因となることはよく知られた事実です。
SASは、早期の診断と適切な治療が必要な生活習慣病です。いびきや、昼間の眠気、夜間頻尿がみられたら、SASを疑い早めに受診しましょう。 >> 詳細
2. むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害など
夜寝床の中で、脚がむずむずして動かさずにはいられないために寝付けない、また、睡眠中意識せず四肢(足が多い)が周期的に動いてしまい、頻回な覚醒反応がみられ、夜間の睡眠が浅くなるなど、不眠や昼間の眠気の原因になります。
3. 睡眠時随伴症
悪夢(未知の人間や動物と対決したり攻撃される)をみて、夢と同じ行動をとってしまうレム睡眠時随伴症が注目されています。10年以上たってから、パーキンソン病、レビー小体型認知症などの神経変性疾患を発症することが多いことがわかってきました。
4. ナルコレプシー、特発性過眠症など
夜間に十分な睡眠をとっていても日中の眠気が強く、しばしば居眠りを繰り返すため、学業や仕事に支障をきたすこともあります。ナルコレプシーでは、眠気だけでなく情動脱力発作(笑ったり、怒ったり、驚いた時に体の力が抜ける)がみられる場合があります。診断のため、昼間の眠気を客観的に評価するMSLT検査が必要です。 >> 詳細
5. 概日リズム睡眠・覚醒障害
睡眠・覚醒の時間帯が、望ましい時間帯からずれてしまうもので、夜型生活、24時間社会となり極端に夜寝る時間が多く、起床困難になる睡眠相後退障害が多くなりました。
6. 不眠症
寝つきが悪くなる「入眠障害」、いったん入眠した後、起床するまで何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」、通常の起床時刻より2時間以上前に覚醒してしまい、その後再入眠できなく「早朝覚醒」、睡眠時間は十分であるが熟睡感のない「熟眠障害」があります。その中には、SASやむずむず脚症候群、周期性四肢運動障害などによる、2次性不眠などもあります。これらは、専門医による、問診、検査などで診断し、睡眠衛生指導や内服治療で改善します。
睡眠時無呼吸症候群とは、気道の虚脱によって睡眠中に何度も呼吸が止まり、夜中に繰り返し低酸素に晒される病気です(間歇的窒息状態)。
SASは、重症になるほど、体全体の血管、特に心臓、脳の血管を傷害し、心筋梗塞、脳血管障害による死亡率を上昇させます。これらの悪影響は若い世代ほど著明ですので、注意が必要です。
さらにSASは、心不全、高血圧、糖尿病、うつ病、認知症、性的不能などの増悪因子になると考えられています。
また、日中の居眠りのために交通事故などの原因となることはよく知られた事実です。
SASは、早期の診断と適切な治療が必要な生活習慣病です。いびきや、昼間の眠気、夜間頻尿がみられたら、SASを疑い早めに受診しましょう。 >> 詳細
2. むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害など
夜寝床の中で、脚がむずむずして動かさずにはいられないために寝付けない、また、睡眠中意識せず四肢(足が多い)が周期的に動いてしまい、頻回な覚醒反応がみられ、夜間の睡眠が浅くなるなど、不眠や昼間の眠気の原因になります。
3. 睡眠時随伴症
悪夢(未知の人間や動物と対決したり攻撃される)をみて、夢と同じ行動をとってしまうレム睡眠時随伴症が注目されています。10年以上たってから、パーキンソン病、レビー小体型認知症などの神経変性疾患を発症することが多いことがわかってきました。
4. ナルコレプシー、特発性過眠症など
夜間に十分な睡眠をとっていても日中の眠気が強く、しばしば居眠りを繰り返すため、学業や仕事に支障をきたすこともあります。ナルコレプシーでは、眠気だけでなく情動脱力発作(笑ったり、怒ったり、驚いた時に体の力が抜ける)がみられる場合があります。診断のため、昼間の眠気を客観的に評価するMSLT検査が必要です。 >> 詳細
5. 概日リズム睡眠・覚醒障害
睡眠・覚醒の時間帯が、望ましい時間帯からずれてしまうもので、夜型生活、24時間社会となり極端に夜寝る時間が多く、起床困難になる睡眠相後退障害が多くなりました。
6. 不眠症
寝つきが悪くなる「入眠障害」、いったん入眠した後、起床するまで何度も目が覚めてしまう「中途覚醒」、通常の起床時刻より2時間以上前に覚醒してしまい、その後再入眠できなく「早朝覚醒」、睡眠時間は十分であるが熟睡感のない「熟眠障害」があります。その中には、SASやむずむず脚症候群、周期性四肢運動障害などによる、2次性不眠などもあります。これらは、専門医による、問診、検査などで診断し、睡眠衛生指導や内服治療で改善します。