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睡眠衛生指導

睡眠衛生指導

1.良い睡眠で、からだもこころも健康に

2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを
定期的な運動、規則正しい食事は、睡眠と覚醒のリズムを安定させます。とくに朝食と朝、光を浴びることは大切です。眠る前のカフェインやたばこ、アルコールは、睡眠の質を悪くするので控えましょう。

3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります
睡眠不足や不眠は、生活習慣病の危険を高めます。逆に、十分な睡眠を確保することで、生活習慣病を予防できます。また、肥満は、睡眠時無呼吸症候群につながりますから、太っている人は、減量しましょう。

4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です
うつ病の人の9 割近くに、何らかの不眠症状があらわれます。また、眠れないとき、眠っても疲れが取れないときには、うつ病の可能性もあります。

5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を
必要な睡眠時間は、人それぞれです。歳をとると、自然に睡眠時間が短くなります。あまり睡眠時間にこだわらず、日常生活ができたらよいと気楽に考えましょう。

6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です
寝室の温度や湿度は、心地よいと感じられる程度に調整しましょう。夕方からは部屋の照明も落としましょう。寝る2時間程前に、ぬるめのお風呂にゆっくり入ることで、適切な深部体温の低下が得られ、寝付きやすくなります。

7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ
わたしたちは毎朝、明るい光を浴びることで、体内時計をリセットしています。ところが、夜更かしや朝寝坊がひどいと、体内時計が乱れてしまいます。寝る1時間前は、ディスプレイを見ることをやめ、休日でも、平日の2時間後には起床して太陽の光を浴びましょう。

8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を
睡眠不足が続くと、自分では眠気を感じなくても、注意力や能率が下がります。平日でも必要十分な睡眠時間を確保することが大切です。午後15時前に 30 分以内の短い昼寝をとることも有効です。

9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠
日中にしっかり目覚めて過ごせていれば、睡眠時間は足りています。眠れないのに寝床にいることはやめましょう。日中に無理をしない程度の運動をすると、よく眠れるようになります。

10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない
眠くないのに無理に眠ろうとすると、かえって目が覚めてしまいます。寝床で過ごす時間が長くて眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きをしましょう。

11.いつもと違う睡眠には、要注意
睡眠中の激しいイビキや呼吸停止、手足のぴくつき、ムズムズ感、歯ぎしりには、病気が隠れている可能性があります。睡眠の専門家に相談してみてください。

12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を

厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」 睡眠12箇条 改変