歯科口腔外科学
口腔外科学は口腔を構成する軟組織と硬組織(顎骨・歯)およびその関連器官(顎関節・唾液腺・リンパ節など)の疾患の珍断と治療を研究する学問であり歯科医学の一分科であるが医学の一分科でもある。口腔は消化器官の入口で咀嚼、嚥下、発声、呼吸の機能を有する重要な器官であり、講義・実習はブロック3の消化器系の中で行われている。臨床的には口腔顎顔面領域の疾患を対象としているが特に外傷(顎骨骨折)、歯性・非歯性の感染症、舌癌、歯肉癌などの口腔癌、反対咬合などの顔貌の変形や咬合異常に対する外科的矯正術が行われている。特殊外来として口腔インプラント(人工歯根)、口臭症外来がある。研究として全身疾患患者を対象とした口腔外科処置時の病態生理学的研究、各種症候群の顎顔面の形態学的研究、口腔癌・粘膜疾患、インプラント、顎関節、唾液腺疾患などの臨床的・基礎的研究が各グループに分れ積極的に行われている。
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