泌尿器科学
日本も本格的高齢社会をむかえ、腎尿路腫瘍や排尿異常(排尿困難、失禁など)を訴える患者さんは年々増加するばかりであり、泌尿器科学の必要性はますます高くなっている。前立腺癌は米国男性悪性腫瘍の第一位を占めて久しいが、本邦でも男性悪性腫瘍の上位を占めるようになり重要な疾患のひとつとなっている。このほか腎がんや膀胱がんなども増加の一途をたどっている。一方、当科は腎不全治療にも力を入れているが、当科での腎移植は日本一の症例数を誇り、臨床成績の向上には目をみはるものがある。前立腺がんはもとより、腎がんや膀胱がんなどの悪性腫瘍、腎不全や腎移植、腎血管外科、小児泌尿器科、前立腺疾患、排尿異常、性機能障害など多分野にわたり鏡視下手術をはじめ、最先端の泌尿器科治療にとりくんでおり、その成績はいづれも全国のトッフクラスである。
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