外科学[第一](呼吸器外科)
呼吸器センター内科との協力体制下に、近年悪性腫瘍死亡の首位を占めている肺癌、特に高齢化社会の到来で増加している心・肺・腎等の合併症を伴う肺癌や、肺気腫、気胸、胸郭変形性疾患等の呼吸器疾患全般の珍断、外科治療を行っている。臨床での診断・治療を第一に考え、気管支鏡、胸腔鏡、縦隔鏡、力テーテルを使用したステント、レーザー、生検などの小手術・検査・処置から、胸腔鏡による典型的肺癌肺葉切除術、さらに、循環器疾患を合併する肺癌患者での心・肺同時手術やT4腫瘍に対する拡大手術を積極的に行っている。
臨床研究は呼吸器の外科的疾患全般に亘り、特に肺癌新鮮切除標本を用いての癌遺伝子・抑制遺伝子の研究、パソコンによる胸腔鏡肺手術の教育システム開発、再生医学的手法を応用した気管形成手技の研究を重点的に行っている。 |