循環器内科学
循環器内科教室では虚血性心疾患、不整脈、心筋症、心不全、弁膜症や大血管疾患など心臓血管系の幅広い分野における最先端の診断と治療を行なっている。CCUは本邦で初めて開設されており、心筋梗塞や狭心症に対するカテーテル治療はPTCAからDCA、ロタブレーダーおよびステントなどのnew deviceへと急速に進歩している。また難治性頻脈性不整脈治療に対するカテーテルアブレーションや植込み型除細動器型はわが国で最も多くの症例でかつ最良の成績をあげている。また、難治性重症心不全に対して薬物および両心室ペーシングなど最先端治療を駆使した治療戦略を確立している。研究面では心筋や血管の発生、分化の過程に重要な遺伝子情報を分子生物学的手法を用いて解析し、心筋の興奮収縮連関に関与するイオンチャネルの研究も確立している。このように当教室は循環器内科学の診療や研究において常に国内のリーダーとしてその業績が高く評価されている。
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