内科学[第一](呼吸器内科)
肺には、感染症、悪性腫瘍、アレルギー、免疫異常など実に様々な病気があり、とくに最近は生活環境の変化や人口の高齢化が進み、喘息をはじめ慢性閉塞性肺疾患や肺癌が増加の一途をたどっている。当科では、各呼吸器疾患の専門医が呼吸器外科や放射線科と密接に連携し、高度で有機的な診療を行う体制をとっている。また、喘息指導、禁煙外来、睡眠外来などを通じて予防医学・管理医学の充実を図り、さらに慢性呼吸不全の在宅医療ネットワーク作りにも力を注いでいる。研究面では、細胞生理学、細胞生物学、分子生物学、免疫学、再生医学などの先端テクノロジーを駆使した基礎研究から、遺伝子診断や遺伝子治療の臨床応用を念頭においた臨床研究まで幅広く行い、国内外の学会や学術誌に多くの研究成果を発表している。また、卒後教育として多くの勉強会、症例検討会、抄読会、研究発表会を開催し、優れた呼吸器内科専門医を育成し良質の医療を患者さんに提供できるよう努めている。
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