第一病理学
病理学第一講座は、北校舎2階にあり、附属病院での診断業務(生検、手術材料の組織診断、剖検)と教育を2講座で協力して行い、新たに統合された病院病理科における信頼される診療支援部門の構築をめざしている。 研究面では、21世紀の神経科学の時代にあって、難治神経疾患を研究の主な対象とし、遺伝子変異を伴う家族性筋萎縮性側索硬化症の脊髄ニューロンでの免疫細胞化学的研究では、病因に関わる新しい知見を集積し、遺伝子操作マウスを用いて、発症のメカニズムと治療戦略を視野にいれた研究を展開している。学生教育では、病因と病態、神経、感覚器、運動機の領域に関し講義と実習を分担している。第4年次には、学生主導型CPCが行われ、症例を中心にし問題解決方式を積極的にとりいれ、病理は全ての臨床医学の基礎との自負を胸に、教育効果の向上に努めている。教室の扉は、良き医師をめざす、あるいは果てしない夢を追い求める研究者をめざす学生諸君に大きく開かれている。 |