東京女子医科大学八千代医療センターは、2006年12月に開院した新しい病院で、救急、周産期、小児医療を中心に、また成人では現在患者数が急増しているがん、心血管病、生活習慣関連疾患など幅広い分野で地域連携を中心にしたハイブリッド型の大学病院です。各疾患分野では、専門医とその育成にあたる指導医をそろえています。初期研修に対しては、多くのプライマリケア、救急症例を受け入れ、年間徒歩来院15000人、救急車5000台で研修指導を行い研修環境を提供しています。
初期内科研修では、透析導入を含めすべての分野の内科の指導医がいて充実した研修を提供しており、外科では年間手術3900件と将来外科志望医師にも満足できる研修となっています。小児科はNICU、PICU含め121床と県内最大規模であり、小児科研修にも適しています。産婦人科の分娩数年間は約700件であり、周産期の充実した研修も十分可能です。2016年8月には新棟が開床し501床となり、救命救急、SCU(stroke care unit)も始まっています。
初期研修医は2008年より受け入れを開始しています。当院は医局が一つであり各診療科の間の垣根が低く、大病院にありがちな縦割りの診療ではなく、各科気軽に相談できる体制になっており患者本位の診療を心掛けています。
初期研修は、医師としての第一歩の研修であり長い医師のキャリアとして極めて大切な時期であります。私たちは、研修医の皆さんにとって大切な時期であることを認識し、すみやかに後期研修体制へと進めるような指導を心掛けています。