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泌尿器科

診療案内

泌尿器科泌尿器科


泌尿器科の紹介

泌尿器科では腎臓、尿管、膀胱、尿道などの尿路臓器や前立腺、精巣、陰茎などの男性生殖器および副腎を対象として、外科的、内科的診療を行っています。現在、5名のスタッフで、診療に当たっています。


当診療科の対象疾患と特色


手術支援ロボット(ダヴィンチサージカルシステム)を導入、最新の手術治療を行なっています。


従来、開腹して実施していた手術の多くは、腹腔鏡手術で実施されるようになっています。さらに、ロボット支援腹腔鏡手術(いわゆるダヴィンチ手術)が保険適応になり、当院でも2016年よりダビンチサージカルシステム(ダビンチ)を導入し、前立腺がん、腎臓がん、膀胱がん、腎盂尿管移行部狭窄症に対する手術を実施しています。ダビンチサージカルシステム(ダビンチ)は、高画質で立体的な3Dハイビジョンシステムの手術画像と、人間の手の動きを正確に再現する装置です。こうした特長により、術者はより鮮明な視野、精密な操作性を利用して手術を行うことができます。医師がダビンチを操作すると、システムは医師の手の動きを、患者様の体内にある小さな器具で、より細かく精密な動きに変換します。


腎移植を数多く手がけています。

 末期腎不全の根本的治療である腎移植を数多く手がけております。当院では、献腎移植、生体腎移植のいずれにも対応しています。献腎移植は脳死あるいは心臓死した方の腎臓を提供してもらう方法で、生体腎移植は原則として家族の方から腎臓を提供してもらう方法です。 腎臓移植の対象となるのは、基本的には、全ての末期腎不全の患者さんですが、手術を受けられる一般的な体力があること(心臓、肺、肝機能などに問題がない)、自分の体調に気を配りながら薬の飲み方等を指示どおりに出来るなどの「自己管理」ができることが必要になります。また、活動性の感染症あるいは進行性の悪性腫瘍(がん)を合併している場合は、対象外となります。生体腎移植のドナーになれる方は、ご家族の方(夫婦間も含む)で自らの意思で腎臓の提供を希望されていることが前提になります。年齢は 20 歳以上で、片側の腎臓を提供するので腎臓の機能が正常であることはもちろん、健康体であることが必要になります。

尿路性器悪性腫瘍(がん)

尿路性器悪性腫瘍の代表的なものは、腎がん、尿路上皮(腎盂、尿管、膀胱)がん、前立腺がんです。当科では手術療法を中心に、抗がん剤などによる薬物療法も実施しています。治療選択肢の決定に際しては、治療法についての情報を提示いたしますので、よく検討して下さい。セカンドオピニオンを希望される方は遠慮なく申し出てください。当院で実施していない治療法を希望される場合は実施している医療機関に紹介いたします。
 腎がんに対しては、外科切除が主体となリます。転移などにより、切除が困難な場合は薬による治療が行われます。
 膀胱がんに対しては、表在性(筋層非浸潤性)膀胱がんに対しては、経尿道内視鏡手術を行います。再発リスクの高い方には、BCGや抗がん剤を膀胱内に注入する治療が行われます。筋層浸潤がんの場合は膀胱全摘除術が標準治療ですが、手術前後に抗がん剤による治療を組み合わせて行うこともあります。転移がある場合など病状が進行している場合は、抗がん剤治療や放射線治療を組み合わせた治療も行われます。
 前立腺がんに対しては早期がんに対しては手術療法が中心になりますが、リスクの非常に低い患者さんには待機療法(いわゆる様子見)という選択肢もあります。放射線治療に関しては、協力医療機関に紹介し、治療を受けていただく事ができます。転移がある場合や手術、放射線治療などの治療を選択されない場合は、内分泌療法(薬物治療)を行います。


腎移植及びCKD (腎不全) 治療

 生体腎移植および献腎移植に対応します。
当院は日本臓器移植ネットワークの腎臓移植施設で、スタッフは国内屈指の腎移植施設である東京女子医大泌尿器科のスタッフです。
また、透析患者さんのバスキュラーアクセス(シャント)手術、カテーテル挿入などの外科的治療及び処置にも対応しています。腎移植は、腎不全の根本的治療法であり、生命予後や生活の質そして医療費についても透析療法に優る治療法です。しかし、提供者(ドナー)が必要であり、免疫抑制薬の服用は不可欠です。腎移植についての詳しい説明は、こちらをご覧ください。


腎移植手術

右(または左)の下腹部に腎臓を移植します



末期腎不全の治療の比較


排尿障害

前立腺肥大症に対する薬物治療や経尿道内視鏡手術を行なっています。手術は安全で効率のよい、電解質溶液を使用した内視鏡システムを採用しています。また、過活動膀胱や尿失禁に対する治療も行っています。



尿路結石症(腎臓結石、尿管結石、ぼうこう結石など)

結石の発作による痛みは辛いものですが、その原因の多くは小さな尿管結石です。小さな尿管結石は尿と一緒に体外に流れて出ることも多いので、薬物治療を行います。結石が動かない場合や頻繁に痛みや発熱を繰り返すばあいは積極的に結石を砕く治療が必要になります。当科ではレーザーを用いた経尿道的あるいは経皮的内視鏡手術を中心に治療を行っています。体外衝撃波による治療を希望される方は、近隣の連携施設にて治療を受けることができます。


尿路性器感染症

尿道炎、膀胱炎、前立腺炎、腎盂腎炎などがあります。排尿痛や頻尿、時には発熱を伴うこともあります。放置すると生命の危険が及ぶこともあり、専門医の診察が必要です。


予約電話番号    047-458-6600


 受付時間(平日)  9:00〜16:00

(第3を除く土曜日)  9:00〜12:00

*9:00〜11:00の間は大変混み合っております。比較的つながりやすい午後の時間帯をご利用下さい。

医師紹介

医師イメージ

乾 政志(Masashi Inui)

教授・診療科長

資格
日本泌尿器科学会 専門医・指導医
日本透析医学会 専門医・指導医
日本移植学会 移植認定医
日本臨床腎移植学会 腎移植認定医
日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会 泌尿器腹腔鏡技術認定
泌尿器科da Vinci S 支援手術教育プログラム修了
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本泌尿器科学会・日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器ロボット支援手術プロクター
専門分野
腎移植
腎不全
泌尿器悪性腫瘍
一般泌尿器科学
一言
泌尿器科は老若男女を問わず、副腎、腎、尿路(尿管、膀胱、尿道)疾患及び前立腺、精巣、陰茎などの男性生殖器疾患のスペシャリストです。患者さん毎に最適な治療は何かを常に考えながら、診療をすすめてまいります。

医師イメージ

山下 かおり(Kaori Yamashita)

講師

認定資格
日本泌尿器科学会 専門医・指導医
日本透析学会 専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡学会 専門医
がん治療認定医
日本排尿機能学会 専門医
専門分野
一般泌尿器科
一言
遠慮しないで、何でも相談して下さいね。

医師イメージ

坂本 鉄志(Tetsushi Sakamoto)

医員

認定資格
日本泌尿器科学会 専門医
日本泌尿器内視鏡 ロボティクス学会 ロボット支援手術プロクター認定医
専門分野
(前立腺癌 膀胱癌 腎癌)癌診療
一言
地域の医療に貢献したく思います。

医師イメージ

始関 貴大(Takahiro Shiseki)

医員

専門分野
一般泌尿器科
一言
患者様に寄り添った医療を心がけます。

医師イメージ

植松 宏尚(Hirotaka Uematsu)

医員

専門分野
一般泌尿器科
一言
患者様に寄り添った医療を心がけます。

医師イメージ

花島 文成(Fuminari  Hanashima)

非常勤講師

資格
日本泌尿器科学会 専門医
専門分野
一般泌尿器科