[参加報告]APVRS2016
2016/ 12/ 8 - 10
Bankok, Thailand
12月7日から10日まで、タイのバンコクで開催されたAsia-Pacific Vitreo-Retina Society(APVRS)に東京女子医大眼科のEarly Exposure Programの一環で参加させていただきました。
APVRSはアジアを中心とした世界20カ国以上から網膜のスペシャリストが集まる学会です。東京女子医大眼科からは飯田教授、古泉先生、入局1年目の私が参加致しました。
本期間中、特に印象深かったのは、日頃より当科の黄斑外来でも目にすることの多いポリープ状脈絡膜血管症(PCV)をテーマとしたInternational PCV Conferenceでした。 飯田教授と古泉先生も英語でご講演され、 PCVの診断から最新の治療に至るまで、各国の名門大学の教授や先生方が高度で白熱した議論を交わし、大変盛況でした。途中行われた参加型のOCTおよび造影所見の問題は様々なパターンを読み解いていくことで、1年目の私にも大変勉強になる内容でした。
学会会場や水族館を貸し切って行われたcongress partyの会場では古泉先生の計らいで、日本のみならず、世界中の著名な先生方にご挨拶できる機会を与えて頂き、大変感謝しております。そこでお会いした京都府立医科大学や山形大学の先生方と一緒に食事会をしたり、空き時間に一緒に観光をして、古都アユタヤの遺跡や寺院に共に思いを馳せました。これから眼科医として生きていく中で、こうした大学や国境という垣根を超えた縦と横の繋がりを大切にしていきたいと思っています。
今回初めての海外学会に参加させていただき、非常に勉強になったのと同時に、英語力の未熟さや、眼科医としての知識や経験がまだまだ浅いことを痛感致しました。今後、より一層勉強や、外来診療、手術に励みたいと思います。最後に、このような国際学会に参加できる機会を下さった飯田教授を初めとする医局の先生方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。(橋谷 臨)