お知らせ

2015年06月17日  【臨床研究結果】空輸による細胞シートで食道再生治療の安全性確認
 6月9日、本学と長崎大学病院は長崎の食道がん患者から採取した細胞を東京に運んで「細胞シート」を作り、再び長崎に運んで移植する臨床研究(2013年7月~2014年10月)の結果を発表しました。
 臨床研究では長崎大学病院の患者10人の口内から採取した細胞を本学へ空輸。直径約2㎝の細胞シートに培養して送り返し、がんを切除した後の食道の内壁に移植しました。空輸による気圧などの変化にも品質の劣化は見られず、移植によって組織の回復が早まるなどの治療効果が確認されました。
 本件により、遠隔地にある医療施設でも東京近郊の病院と同じ手術を受けることができる可能性を示すことができました。