「みんなちがってみんないい」あなたの大切にしていることは何ですか?

患者さんとご家族の思いや希望を
尊重し、支えきれる看護師でありたい。

森 奈々子 [東京女子医科大学病院]

2009年入職

外来化学療法室勤務 / 秋田県出身

Interview インタビュー

看護師としての私を支える思いと経験。

化学療法を受けている患者さんとそのご家族が少しでも安心して毎日を過ごせるお手伝いをしたいという思いから、2012年にがん化学療法看護認定看護師の資格を取得しました。がん医療に携わる医師や先輩看護師が患者さんを1人の人として捉え、向き合っている環境で化学療法看護の経験を培い、就職10年目にして初めて患者さんと心が通じたと実感しました。看護師をしていて良かったと思えた経験が、がん看護に携わる今の私を支えています。

「安全」「確実」な看護は、患者さんとそのご家族の「安心」につながります。

化学療法は患者さんおひとりおひとりの命をつなぐ大切な治療で、化学療法看護には常に「安全」「確実」が求められます。安全な化学療法を提供するためには抗がん剤の知識、薬剤別の副作用理解、予測的予防的セルフケア支援、薬剤に合わせた器材選択、曝露対策、多職種連携などの知識・技術が必要です。
またそれだけでなく、外来化学療法は定期的に来院される患者さんも多いため、その日の患者さんの表情や顔色、目力や声のトーンからささいな変化を感じとり、お声かけする事も大切です。がん診断時から全人的苦痛を緩和するための看護も必要です。

様々な背景をもつ患者さんとそのご家族を尊重し、最期まで支えきれる看護師でありたいです。

化学療法を選択した患者さんの中には、自分は望まなくても家族の為に選択する方、副作用で一時歩行困難になりQOLが低下することがあっても最期まで治療を希望される方、20歳代でご両親やお子さんを残し亡くなられた方などもいらっしゃいます。私は、様々な背景をもつ患者さんとそのご家族の思いや希望を尊重し、最期まで支えきれる看護師でありたいと思っています。

適切な感染対策の実践を目指し、日々考えながら働いています。

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