自分らしく楽しむことが、
自分らしい看護につながっている
と実感しています。
川野 良子 [東京女子医科大学病院]
1975年入職
統括看護部長 / 福岡出身
新人時代から、のびのびと働くことができました。
私が東京女子医科大学病院に入職したのは今から43年前の1975年で、はるかに昔のことです。私は脳神経センターICUに配属されました。新人時代のことで、明確に記憶しているのは、入職して初めての病棟カンファレンスのテーマに興味が持てずに欠席して、当時の主任から「新人看護師で初回のカンファレンスをボイコットしたのはあなたが初めて!」とひどく叱られたことです。さらに、当時は看護専門学校卒業が主流で、看護短期大学卒の新人は、口ばかりで何もできない「給料泥棒」と言われたものでした。でも、私は毎日看護が楽しく、仕事に行きたくないと思ったことはありませんでした。なぜなら、当時から私のようにハチャメチャ(これも当時の看護師長から頻繁に言われた言葉です)な、箸にも棒にもかからない看護師でも排除せず、私らしく、のびのびと良い部分を伸ばして頂いた結果、今の私が存在しているからです。本当に当時の師長や主任、先輩には感謝しています。そして、ハチャメチャな看護師だった私は、現在、統括看護部長として毎年新しい仲間を迎えています。
日本の医療を担う看護職として育みたいです。
看護職の先輩として、これから看護職を目指す方々に以下のメッセージを贈ります。
ひとつめは、皆さんは「日本の医療を担う看護職としての宝」だということ。
ふたつめは、皆さんには日本の医療の担い手として、日本のどこかで生涯にわたって看護職を続けて欲しいと願っています。本学はこのことを踏まえて、「自分らしく、自分が目指す看護が実践できる」看護職を育んでいきます。
最後は、仕事を継続するために必要なことは、趣味や私生活を思いっきり楽しむことです。意外かもしれませんが、このことが、自分らしく看護をすることに繋がっていると実感しています。
自分らしく成長したい看護職を目指している仲間、集合!!