みなさんこんにちわ。令和5年1月から東京女子医科大学八千代医療センターがんセンター長に任命されました新井誠人と申します。私は、令和3年３月まで千葉大学医学部附属病院の腫瘍内科という部署で勤務していました。腫瘍内科という診療科は聞きなれないかもしれません。がん種を問わず抗がん薬の治療を行い、安全にかつ最も有効な投与薬剤の選択、投与量などを専門医としての立場から、各診療科と協力して、すべてのがん種の化学療法を担当する診療科です。この経験を活かしまして、当院でも関連する診療科と協力して、有効かつ安全な抗がん薬治療を目指していきます。
　がん治療は、手術、薬剤（抗がん薬、ホルモン剤など）、放射線治療を組み合わせて行います。当院では、最新のロボット手術も行っております。臓器、進行の度合い、体力など、患者さん一人一人の状態によって、適した治療が異なってきます。がん治療といえば、手術や抗がん薬投与のような積極的な治療を思い浮かべるかと思いますが、これらの治療を選択せずに、緩和治療に専念することがより良いこともあります。治療方法の決定には、患者さんご自身の考え方や希望が非常に重要です。また、治療の開始前だけでなく、治療の途中でも様々な決断が必要になります。その決定が満足できるものであるように、当院のスタッフはお手伝いいたします。お気軽に声をかけてください。一緒に考えていきましょう。