ご挨拶
東京女子医科大学腎臓小児科のホームページをご覧いただきありがとうございます。
当腎臓小児科は1979年(昭和54年)に開設され、以来、わが国における小児腎臓病診療の中心的な役割を担ってきました。医学の進歩にともない、小児腎臓病においても救命はもとより、いかに質の高い日常生活を取り戻し、成長し、大人になるかということが治療目標となっています。当科でもこの視点に立ち、以下に示すビジョンに基づいて、患者さんの状況や病態に応じた治療を心がけていきます。
2024年5月 東京女子医科大学腎臓小児科 教授・診療部長 三浦健一郎 プロフィール |
腎臓小児科のビジョン
世界をリードする腎臓小児科
当科では患者さん中心の質の高い医療を提供するために、「世界をリードする腎臓小児科」を胸に、診療・研究内容を世界に発信しています。そのバックボーンの一つが、本学の理念である「至誠と愛」です。診療・研究・教育のすべてを誠実に、慈しむ心(愛)をもって行います。また、一つ一つの小さなこと、基本的なことを忠実(誠実)に行うことが重要と考えています。これに加えて、当科では以下の「3つの心」を大切にし、患者さんのニーズに向き合っていきます。
・感謝の心
まず、当科を信頼し受診してくださる患者さん、紹介してくださる全国の先生方、そして一緒に働いて診療や研究を支えてくれるスタッフやコメディカルの皆さんに感謝します。また、これまでの歴史を築き、財産を遺してくださった腎臓小児科の諸先輩方への感謝の心を大切にします。
・尊敬の心
皆で協力して一つの目標を達成するには、お互いを尊敬することが大切と考えます。職位や職種といった立場に関係なく、お互いの優れた点を認め、学ぶことによって、組織としての力を発揮していきます。
・新しい心
基本的なことを忠実に行い、丁寧な診療を心がけるとともに、つねに先入観にとらわれない新しい心を大切にします。すでに分かっていると思っていることでも、つねに疑問をもち、真理を追究していきます。患者さんや他の分野の先生から新しい視点で貴重なご意見をいただくこともあり、それらを大切にし、生かしていきます。
日々の診療においても、また目標を達成するためにも、これらの理念や心を大切にし、腎臓病をもつ子どもたちの未来を切り拓いていきたいと願っています。