患者さんへ

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専門外来紹介

手術外来

色素性母斑や粉瘤などの良性の皮膚腫瘍の切除や陥入爪の手術などを外来で行っています。

手術にあたっては、午前中の一般外来で術前診察や術前検査を行います。具体的には手術適応の評価、超音波やCT、 MRIなどの画像診断、手術方法のご説明、手術のご予約、術前の採血などを行っています。特別な場合を除き、初診日当日の手術や手術の電話予約はお受けできませんのでご注意下さい。

手術後はそのままご帰宅頂き、翌日からご自宅でシャワー洗浄、ガーゼ保護の処置を1日1回お願いしています。経過が良好であれば、手術から5〜14日後に抜糸を行います。基礎疾患により術後の出血や感染症の可能性などが予想される場合は、連日受診して頂いたり、処置の方法が変わることがあります。

手術創は1〜2週間でふさがりますが、順調な場合でも傷跡はしばらく赤く硬い瘢痕となり、皮膚色から白色の軟らかい傷跡になるまでには通常半年から1年の期間が必要です。その間に肥厚性瘢痕やケロイド(硬くて赤く盛り上がった傷跡)の徴候が出た場合には、その治療が必要となります。肥厚性瘢痕やケロイドの予防として、約1年間傷跡の上にテープによる保護を行うことがあります。切除した腫瘍は病理組織診断を行い、結果をお知らせしています。

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生検外来

皮膚の病気には、炎症や免疫反応によるもの、腫瘍(できもの)、菌やウィルスに感染して生じるものなど様々あり、適切な治療によって短期間で治る病気、治療を継続しながら長期にわたり経過をみる必要のある病気など、病気の種類や性質によって治療や治療の見通しが異なります。早期に的確な診断をすることで、適切な検査や治療の計画を立てることができます。その診断の手助けとなる最も有用な方法の1つに、皮膚生検という検査があります。

皮膚生検では、皮膚病変の一部を少量採取し、そこで起きている変化を顕微鏡で調べる病理組織検査により、多くの重要な情報を得ています。

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アレルギー外来

アレルギー外来(パッチテスト外来)

パッチテストとは検査する物質を皮膚に接触させてアレルギー反応の有無を調べる検査方法です。接触皮膚炎(かぶれ)や薬疹(飲み薬で皮膚症状が現れた)の疑いのある方などに検査を行います。接触皮膚炎の原因となる物質は、化粧品、植物、金属、薬剤など多様です。検査で陽性であれば、その物質を避けることで症状を抑えることが期待できます。検査の結果はアレルギーカードに記載してお渡ししています。

<パッチテストの具体的な方法>

  1. 原因として疑われる化粧品、植物、目薬、塗り薬などをご持参頂くか、当科にあるパッチテスト試薬を用いて検査を行います。
  2. 検査用の絆創膏(パッチ絆)に原因として疑われる物質をつけ、背中や上腕などに貼ります。
  3. 2日後にパッチ絆をはがし、15分後(48時間後)に1回目の判定を行い、その翌日に2回目(72時間後)の判定を行います。
  4. 陽性であれば、テスト部位の皮膚に赤みやぶつぶつ、水ぶくれ、かゆみなどの反応が生じます(上記写真)。
  5. 原因が特定できたあと、場合によっては、その中のどの成分にかぶれるのか更に詳しく検査(成分パッチテスト)をすることがあります。
火曜日午後に貼り、木曜日、金曜日に判定しております。
発汗が多いとはがれてしまいますので、夏期(7〜9月)はパッチテストを行っていません。
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