新着情報

【開催報告】女性医療人リーダー育成部門・看護職キャリア開発⽀援部⾨共催「コロナ禍におけるコミュニケ ーションのあり⽅」を開催しました(12/23)

 12⽉23⽇(⽔)⼥性医療⼈リーダー育成部⾨(看護職キャリア開発⽀援部⾨共催)リーダーシップセミナー「コロナ禍におけるコミュニケーションのあり⽅(上司と部下とのコミュニケーションスキル)」をZoomにて開催しました。

 講師には、福島県⽴医科⼤学放射線医学県⺠健康管理センター特任准教授の⼋⽊亜紀⼦⽒をお招きし、当⽇は本学教職員約40名の受講がありました。

 セミナータイトルである『コロナ禍におけるコミュニケーションのあり⽅』について、「リスクコミュニケーションの6つのポイント」、「管理職に求められるコミュニケーション」、「リスクコミュニケーションの4つのフェーズ」という3つのテーマに沿ってお話いただきました。

 まず「リスクコミュニケーションの6つのポイント」として、⽶国疾病対策センター(CDC)の資料を例に挙げられ、6つのポイント①Be First (⼀番であれ)、②Be Right (正しくあれ)、③Be Credible(信頼される存在であれ)、④Express Empathy (共感を⽰せ)、⑤ Promote Action (⾏動を促せ)、⑥Show Respect (敬意を⽰せ)についてそれぞれご解説いただきました。その中で部下が上司に特に期待するのは、「④Express Empathy」や「⑥Show Respect」であり、また環境によって何をもって安全・安⼼と感じるかには個⼈差があるため、その上で新型コロナウイルス感染症に不安を抱える部下への声掛けには⼗分な配慮が必要であるとご説明されました。

 続いて「管理職に求められる コミュニケーション」の中では、傾聴の⼼構え・コツとして、話しやすい環境を作る、⾮⾔語メッセージに気を付けるなどを挙げられ、⾔葉の背後にある感情を受け⽌め共感することが⼤切であるとお話しされました。

 最後の「リスクコミュニケーションの4つのフェーズ」では、⽶国疾病対策センター(CDC)の資料「The CERC Rhythm」より①Preparation(準備段階)⇒②Initial(初期段階)⇒③Maintenance(維持段階)⇒④Resolution(回復段階)について、段階ごとに詳しくご解説いただきました。特に今回のコロナ禍ではこのフェーズが⼀⽅通⾏でなく何度もループすることから、管理職⾃⾝のセルフケアを忘れずに⾏ってほしいとのお⾔葉でセミナーを締めくくられました。

 参加者からのアンケートでは、
 ・今回学んだことを意識しながらコミュニケーションをとりたいと感じた
 ・⾃分の傾向も客観的に考えられる機会になった
 ・わかりやすい内容で早速役⽴ちそう
 ・⽇頃、理解できていたと思っていたことが、できていなかったことが再認識できた、等の感想が寄せられました。

※本セミナーはダイバーシティー研究環境実現イニシアティブの事業と連携し実施しております。

◆⼥性医療⼈リーダー育成部⾨では、登録⽣・本科⽣を募集しています。
・⼥性医療⼈リーダー育成部⾨主催のイベント(セミナー・講演会など)への優先参加
・希望者へのキャリアカウンセリングなど
【対象】学内の⼥性医師・研究者(⼤学院⽣を含む)および学内外の本学卒業⽣、本学医学部⽣
★詳細・申込はこちら→http://www.twmu.ac.jp/likusei//recruitment/
(東京⼥⼦医科⼤学HPメニュー「法⼈・⼤学案内」>「社会貢献」>「⼥性医療⼈⽀援」>「⼥性医療⼈リーダー育成部⾨」>⼥性医療⼈リーダー育成部⾨HPメニュー「登録⽣・本科⽣の募集」)