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【開催報告】彌生塾「懇談会 リーダーシップセミナーvol.3」を開催しました(1/31)

 

 2020年1月31日(金)、第一病棟第一会議室において彌生塾セミナー「懇談会 リーダーシップセミナーvol.3」を開催しました。講師には、本学学長の丸義朗先生をお招きし、当日は本学教職員21名の参加がありました。

 彌生塾では、リーダーシップセミナーを昨年度から行っており、年度最終回には本学リーダーをお招きし、直接対話できる機会を設けております。本年度の総まとめとして、丸義朗学長には『リーダーシップ論とその発揮』についてお話いただき、塾生との意見交換が行われました。

 まず冒頭に一般のリーダー論として、松下幸之助氏の「企業経営の成否を左右するものは、50%理念の浸透度、30%社員のやる気、20%戦略」や木村浩一郎氏の「ケンカも反対意見も大切だから、現場に意見を言わせ、優先順位を判断する」を始め、トルストイやマキアヴェッリの君主教育論など紹介されました。その上で、丸学長の考えるリーダーシップとは、“人間力「知」”と“テクニック”に支えられているとお話いただきました。
 “人間力「知」”は、①真摯 ②責任感 ③決断力 ④優しさ ⑤熱意の要素からなり、
 “テクニック”は、①ビジョン・目標 ②問題解決 ③一貫性 ④モチベーション維持 ⑤「数字」力、読解力、書く力 ⑥人材育成から構成されていると解説されました。丸学長ご本人や恩師などリーダーとして優れた点を図解で示されました。

 特に印象的だったのは、東京女子医科大学創立者である吉岡彌生先生は、リーダーとして全ての要素を兼ね備えていると力説されました。建学の精神の象徴である校章を着けるということは吉岡彌生先生の理念を背負うという意味であると強く語られました。

 後半では、各国の女性リーダー進出率や女性就労比率などをご紹介いただきました。
その中で公正な評価制度と均等なチャンスの下では女性の方が優れている職業があるはずとのお話をされ、色んな情報が飛び交う世の中で、しっかり情報を得て進路を決めていただきたいと締めくくられました。

 質疑応答では、男女共同参画について話が及び、受講生より女性枠があることで女性が優遇されている状況の是非について質問がありました。丸学長は、女性枠について現在必要な女性活躍にドライブをかける制度であることをご説明され、さらにドライブをかけられ入ってきた女性がその能力を発揮し、成果を上げていくことが重要であるとのお考えをお話しされました。ドライブコースの次の段階を見据えていく必要性を強く感じました。

参加者からのアンケートでは、
・様々な概念を教えていただき、勉強になりました
・丸学長の今までのキャリアを踏まえた総論をうかがえた
・リーダー像について考えるよい機会となり、今後意識していきたいと思いました
などの感想が寄せられました。

            

※本セミナーはダイバーシティー研究環境実現イニシアティブの事業と連携し実施しております。

◆彌生塾では、塾生・本科生を募集しています。
・彌生塾主催のイベント(セミナー・講演会など)への優先参加
・希望者へのキャリアカウンセリングなど
【対象】学内の女性医師・研究者(大学院生を含む)および学内外の本学卒業生、本学医学部生
★詳細・申込はこちら→http://www.twmu.ac.jp/yayoijuku//recruitment/
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