診療科紹介
臨 床
感染症科は、主に院内における感染症コンサルテーション、および院内感染対策に従事しております。
感染症コンサルテーションは年間約4,000件受けており、その他血液培養陽性例への連絡や必要に応じた介入なども行っております。またその他の培養検査等についても細菌検査室と連携を取りながら、必要に応じた診療支援等を行っております。
抗菌薬については、届け出制の薬剤(カルバペネム系抗菌薬・抗MRSA薬)や許可制(リネゾリド、ダプトマイシン・バクトロバン軟膏)の管理等も行っております。
抗MRSA薬やアミノグリコシド系抗菌薬など血中濃度の管理が必要な薬剤については、薬剤部と密に連絡を取り合い、TDM設計や管理等を薬剤部に依頼しております。
また、血液内科外来にてHIV感染症の診療を行っております(HIV診療は水・金・土のみ)。
研 究
感染症の網羅的診断法の開発、新興多剤耐性真菌Candida aurisの疫学調査(AMED)、Corynebacteriumの薬剤耐性機構、迅速発育型抗酸菌の薬剤耐性機構、Viridans group streptococci による原発性胆汁性胆管炎発症機構、Gemella属の再分類、腸管出血性大腸菌の無症候性保菌などについて、研究を行っております(業績参照)。
教 育
毎月初期研修医を1-2名ずつ指導しております。適宜ローテートの後期研修医も受け入れています(要相談)。
また、学生に対しては3年生の研究プロジェクト(1か月間の研究指導)、4年生の感染症学系統講義、臨床基礎実習のほか、5年生の臨床実習、6年生の臨床感染症学講義も行っております。
その他
多数の書籍や学術雑誌の執筆を行っております。(業績を参照)
また、サンフォード感染症ガイドも毎年翻訳に携わっております。