教育支援
質の高い教育を目指して
統合教育学修センターでは、学生教育チームや協働教育チーム、シミュレーション教育チーム、臨床実習コーディネーター、学生行事支援チームをはじめとした全教職員が、本学の教育や行事の実施をサポートしています。
本学の教育の特色である、人間関係教育(医学部の「至誠と愛」の実践学修と看護学部のキャリア発達論)やPBLテュートリアル・TBLでは、センター外の教職員と協力して講義や実習の実施を支えています。また、CBTやOSCEといった共用試験の運営、シミュレーション実習、臨床実習のコーディネート、各種行事の運営なども担当しています。
教育支援の例
■ 協働教育
医療は医師と看護師など、病院内・院外の様々な医療専門職が協働して行われます。本学では、チーム医療(協働)を学生のうちから体得するために、「至誠と愛」の実践学修やキャリア発達論などの科目において、医学部と看護学部が合同で学修する機会を設けています。このような協働教育の意義は、両学部の学生が共有すべき基本的態度や知識を共に学び、お互いの専門性を理解し尊重しながら連携する経験を積むことです。 統合教育学修センターの担当教員は医学部・看護学部の教員と協力して、協働教育に関わる講義、実習、ワークショップ等の運営や支援を行っています。
■ PBL(Problem-based learning) テュートリアル・TBL(Team-based learning)
テュートリアル教育は、学生自身で問題発見と解決を行う教育法です。初めに教員が、学生に問題点を見つけるきっかけとなる事例(課題)を提示し、その課題文から学生自身に問題点を見つけてもらい、自己学修で解決してもらいます。この問題発見と解決の過程で、学生は少人数グループに分かれて事例を討論し、学んできたことを教え合い確実なものにします。
TBLは、学生が個人とチームで問題解決を行いながら臨床的思考力を修得していく実践的な学修法です。教員から出題された問題をまず学生が個々に解答し、次に少人数チームで討論しながらチームとしての解答を出します。そしてチーム間での討論を経て、最後に教員が解答・解説を行います。こうした流れを、レスポンスアナライザーや学習管理システム(LMS)を駆使しながら進めているのが本学の特徴です。統合教育学修センターでは、これらの教育の実施を支援しています。
■ シミュレーション教育(スキルスラボ)
医学教育においてシミュレーション教育は欠かせません。本学では、スキルスラボという教育学修施設で、基本的な診療技術やシミュレータを使用した医療技能などを学ぶことができます。スキルスラボは本学の学生および医療従事者をはじめとする全教職員が利用することができます。
統合教育学修センターでは、スキルスラボの運営を担当し、医療を担う人材育成を支援しています。また、医療従事者・学生等に向けた講習会や研修会をサポートしています。
その他の教育支援
当センターの教職員は、CBT(Computer Based Testing)、OSCE(Objective Structured Clinical Examination)などの共用試験の実施と模擬患者役なども担当しています。