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概要

シンシアNo8

笑顔を交えながらお互いの献立をチェック。真剣な表情で献立づくりに取り組む。ヘルシーで栄養バランスのとれた料理であることがよく理解できよう。●献立づくりで食のバランスを考えるC班の調理実習は10時10分に終了。その後、前日に調理実習を行ったA班とB班も含め、学生たちが図書館に集合。10時25分から“献立づくり”が始まった。あらかじめ配付されていた献立記入表に、前日の夕飯に食べたメニューを書き込み、それを持ち寄ってグループで検討しながらよりバランスのとれた献立に仕上げようというものだ。山口助教は、「グループワークでは、主菜と副菜をどうすればバランスよく摂取できるかを話し合うことに主眼を置いています」という。あるグループの声を拾ってみよう。「カレーを食べたけど、何が主菜かな?」、「やっぱ肉でしょ」、「ジャガイモは多いと主菜になっちゃう?」、「副菜だと思うな」、「私が食べたのはカルボナーラ。主菜は卵だよね」、「ベーコンかもよ」、「う~ん、どっちだろう?」、「果物は食べなかったんだ」、「バランスがよくないよね」。笑顔を見せながら話し合っている姿がほほえましい。ある学生は、「こんなに真剣に献立づくりを考えたのは初めて。けっこう難しいですね」という。別の学生は、「あと1品加えればバランスのとれた食事になるという“気づき”がありました」、「食費を管理するのを優先していて栄養面にまで気が回りませんでしたが、食事のバランスにも気を遣わなければならないことを学びました」と、“献立づくり”の意義を語る。さらに、「食事を用意してくれていた母親の大変さがよく分かりました」といった声も。学生たちにとって“献立づくり”は、非常に有意義な授業だったようだ。1年生全員が図書館に集まって行われる“献立づくり”の授業。Sincere|No.8-2017 17