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概要

シンシア No.6

1年生を迎え入れ席に誘導。3年生と2年生に挟まれて1年生が席に着く。グループリーダーが授業の進行役学生主導で授業が行われるのもNHRの特徴の一つだ。4月になってすぐに3年生と2年生のNHR委員による運営会議が組織され、毎週ミーティングを開いてディスカッションのテーマやアイスブレーキング(ゲームなどのレクリエーション)の内容などについて検討が重ねられた。この間に2・3年生合同の授業が2度設けられ、5月11日の2回目の合同授業ではグループごとに分かれ、それぞれの会場を飾り付けるための準備作業が行われた。本番のNHRも、各グループのリーダーによる司会進行でプログラムが進められる。教員は最初と最後に挨拶するだけで、授業には口を挟まない。ほとんど学生任せなのもユニークな点だ。では、5月27日に行われたNHRの様子を追ってみよう。ランチタイムの歓談で1年生の表情も和む。午前10時。第1校舎玄関ロビーに紺のポロシャツ姿のNHR委員が集合。委員長が挨拶し、それぞれの役割分担やスケジュールなどを最終確認し合う。委員は総勢24人。委員長とグループリーダーは3年生、副委員長とグループ副リーダーは2年生が務める。そのほか、委員は景品・会場係、プログラム・アンケート係、お弁当係などを担当。10時半、3つの教室に分散した委員たちが登校してきた学生の手を借りながら会場設営を始める。11時には弁当が業者から届けられた。心のケアもできる看護師をめざす11時15分、2・3年生が班ごとに分かれて着席。各班のテーブルと椅子は3人ずつ向かい合って座るように設営され、真ん中の2つの椅子が1年生のために空けられる。グループリーダーがタイムスケジュールや注意事項を説明し、各テーブルには弁当と飲み物が配付された。11時50分、大東キャンパスの1年生を乗せたバスが到着。A・B・Cの3つのグループに分かれた1年生はそれぞれの会場へ移動し、2・3年生の拍手に迎えられて決められた席に着いた。12時15分、いよいよNHRがスタート。まずは班ごとに自己紹介しながらのランチタイムとなった。緊張ぎみだった1年生も、弁当を囲みながらの歓談で一気に表情が和んだ。ランチのあとはアイスブレーキング。グループごとに工夫を凝らしたビンゴゲームや歌詞による曲当てクイズなどで、1年生の緊張はさらにほぐれ、2・3年生とのコミュニケーションも促進された。そうした雰囲気の中、14時15分からグループディスカッアイスブレーキングでコミュニケーションが一気に進む。活発な意見が飛び交うグループディスカッション。18 Sincere|No.6-2016