ブックタイトルシンシア No.6
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シンシア No.6
こんなところが女子医大NHR(ナーシング・ヒューマン・リレーションシップ)1~3年生が一堂に会して行われる合同授業「NHR」。学年を超えた交流を通してコミュニケーション力を養う米オバマ大統領が広島を訪れた去る5月27日、東京女子医科大学看護学部のキャンパスでは、1~3年生合同のユニークな授業が行われ、教室は明るい歓声に包まれた。2・3年生によって会場設営が行われる。掛川・大東キャンパスから1年生が到着。2・3年生が1年生を支援女子医大看護学部のキャンパスは、新宿・河田町のほか静岡県掛川市にも大東キャンパスがあり、1年生全員が1年間、ここで学ぶ。このため、1年生は河田町キャンパスの先輩たちと交流する機会がほとんどない。そこで、学年縦断型カリキュラムの一つであるキャリア発達論の授業の一環として、1年生を大東キャンパスから河田町キャンパスに招き、2・3年生と交流するNHR(ナーシング・ヒューマン・リレーションシップ)というプログラムを数年前から実施している。NHRは、1~3年生が一緒になって同じ授業に臨むという極めてユニークなもので、大東キャンパスの1年生がこれからの学生生活を展望できるよう2・3年生が支援することを主眼としている。一堂に会した1~3年生は、各学年30人ずつで構成される3つのグループ(A・B・C)に分かれ、さらにグループごとに各学年2人ずつの6人が一つの班を形成。その班単位でディスカッションやゲームなどを行い、数時間を一緒に過ごす。これにより、1年生は積極的に意見や考えを述べて上級生と交流し、2年生は後輩へのアドバイスと先輩へのフォローの役割を果たし、3年生はリーダーシップを発揮して班をまとめプログラムを進行させていく。このように、同じ授業を行うといっても単に交流を図るだけでなく、1~3年生それぞれに学ぶ目標が設定されているのである。Sincere|No.6-2016 17