ブックタイトルシンシア No.6
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シンシア No.6
TOPIC1スウェーデン国王がTWInsを訪問細胞シート再生医療研究に深く感銘される研究員の説明に耳を傾け質問されるグスタフ国王。グスタフ国王一行を出迎える吉岡俊正理事長と岡野光夫教授。グスタフ国王に付き添いTWIns内を案内をする岡野光夫教授。去る2月17日、スウェーデンのカール16世グスタフ国王、在日スウェーデン大使および王立科学アカデミーが組織した産官学の視察団30数名が、細胞シート再生医療の研究・実用化拠点である東京女子医科大学の先端生命医科学センター(TWIns)を訪問された。女子医大の吉岡俊正理事長、岡野光夫特任教授らがTWIns前で一行を出迎え、吉岡理事長が歓迎の挨拶、岡野教授が細胞シート再生医療の研究説明を行った。その後、一行はTWIns内の細胞シート自動培養加工装置(T-Factory)や細胞培養・組織工学関連の実験施設、細胞シート関連装置・デバイスなどを見学。TWInsにおいて細胞シート再生医療研究が着実に進んでおり、産業化に向けた技術開発にも積極的に取り組んでいる成果を目にされた。そして、女子医大関係者も加わり、参加者全員で先端医療の研究開発施設のあり方や産学連携の課題などについて活発な意見交換が行われた。一行はTWIns以外の科学技術関連施設も視察したが、翌日記者会見したグスタフ国王は、「再生医療向けの細胞シートを実際に見て非常に感銘を受けた」と、TWInsでの印象を強調された。女子医大は、ノーベル生理学・医学賞の選考機関として知られるスウェーデンのカロリンスカ研究所と友好連携関係を結んでおり、食道再生治療の技術指導・連携研究を行っている。今回のグスタフ国王および王立科学アカデミー視察団のTWIns訪問を機に、細胞シート再生医療を中心とした連携研究に一段と拍車がかかってこよう。Sincere|No.6-2016 13