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概要

sincere no04

■国際交流協定締結校と累計派遣・受入学生数(2015年6月現在)大学名国名派遣学生数(累計・人)受入学生数(累計・人)ハワイ大学アメリカ1741アルバーノ大学アメリカ3439ハワイパシフィック大学アメリカ120(10)9梨花女子大学韓国26(6)20(2)合計354(16)69(2)茶碗を回す所作を女子医大の学生が指導。※交流協定締結はハワイ大学2002年度、アルバーノ大学2006年度、ハワイパシフィック大学2009年度、梨花女子大学2011年度。ハワイ大学との協定は2009年度に終結。カッコ内は大学院生の数。「家族へのおみやげとして、すでに扇子とともに浴衣を手に入れました」という。書道初体験で趣のある書を披露一方の書道は、アルバーノ大学の学生一人ひとりの名前を、漢字を当てて表記し、それぞれがその文字を書くことにチャレンジするという形で行われた。例えば、「エレン」という学生の名前は「笑恋」、「サバ」という名は「茶葉」、「マリア」は「麻梨亜」といった具合だ。いずれも女子医大の学生たちが考え出したものだが、「エレン」を「笑恋」と表記するところなどはなかなかしゃれている。また、「サバ」という名を「茶葉」としたのは、いかにもお茶の産地・掛川らしく、お茶摘みを年中行事としている大東キャンパスの学生ならではのアイデアだ。その説明を受けたサバさんは、「とても光栄です」と、深くうなずいていた。書道初挑戦にもかかわらず、なかなか上手に「麻梨亜」と書いた当のマリアさんは、「やはり漢字は難しいですね。すらすら書くというわけにはいきませんでした」と謙遜する。とはいえ、その書には人を引きつける独特の趣があり、とても書道が初めてとは思えなかった。聞けば、彼女はアートや造形に興味を持っているという。おそらくそうした感性が書に反映されたのであろう。「笑恋」という漢字のそれぞれの意味を知ったエレンさんは、文字どおり笑顔で書道にチャレンジ。それを見守っていた女子医大の学生たちは、力強く書き上げた「笑恋」の文字に喝采を送っていた。実りある英語でのディスカッションアルバーノ大学の学生たちが教員とともに来日したのは5月24日の夕方。毎年行われている女子医大との国際交流が目的で、女子医大からも毎年8月に4年生の代表者6人がアルバーノ大学に派遣されている。来日した一行は翌25日午後に河田町キャンパスを訪れ、夜は女子医大の敷地内にあるレストランで行われたウェルカムディナーに出席。8月にアルバーノ大学を訪れる女子医大の学生も参加し、交流を図った。ディナーには寿司や蕎麦も用意され、アルバーノ大学の学生たちは日本食も楽しんだ。その中の一人は、「シカゴやミルウォーキーでもお寿司を食べられますが、やはり日本で食べるお寿司の味は格別です」と頬をゆるめる。余談だが、この日の午後2時半前、埼玉県北部を震源とする最大震度5弱の地震が発生。東京新宿区は震度4を記録し、河田町キャンパスも大きな揺れに見舞われた。地震を知らないアルバーノ大学の学生たちにとっては、来日早々のまさかのサプライズ。一様に恐怖と不安を覚えたようだ。26日の午前中は、2年生の英語の授業に参加。いくつかのグループに分かれ、英語によるディスカッションが展開された。午後は病院の見学とTWIns(先端生命医科学研究所)視察などに時間が割かれた。翌27日は女子医大とアルバーノ大双方の教授による講義を受講し、3年生の英語の公開授業に参加。そして28日に掛川へ移動したのである。大東キャンパスでは1年生全員が10交換留学生同士が寿司を囲んで歓談。吉岡俊正理事長・学長を交えて談笑する日米の教員たち。18 Sincere|No.4-2015