内分泌内科
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診療内容
内分泌内科は、ホルモンを作る内分泌臓器の障害により、ホルモン分泌の異常が起こった状態か、そのホルモンが作用する標的臓器の異常により、ホルモン作用の異常が起こった疾患を対象としています。主な疾患としては先端巨大症、クッシング病、プロラクチノーマ、下垂体機能低下症、尿崩症などの間脳下垂体疾患、バセドウ病、橋本病、甲状腺癌などの甲状腺疾患、原発性副甲状腺機能亢進症、骨粗鬆症などのカルシウム・骨代謝疾患、クッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、副腎癌、先天性副腎過形成などの副腎疾患、ターナー症候群などの性腺疾患、多発性内分泌腫瘍症、自己免疫性多内分泌腺症候群などの多発性内分泌腺疾患、肥満症があります。これらの疾患のホルモン異常を評価するために内分泌機能検査(ホルモン刺激試験、ホルモン抑制試験など)、その病変部位を特定するために画像検査(MRI、CT、シンチグラフィなど)を行います。診断が確定すれば、薬物療療法、手術療法、放射線療法を関連する診療科と協力して行います。
対象疾患
脂質異常症
肥満症
間脳下垂体疾患
甲状腺疾患
カルシウム・骨代謝疾患
副腎疾患
性腺疾患
多発性内分泌腫瘍症
遺伝性疾患である多発性内分泌腫瘍症(Multiple Endocrine Neoplasia: MEN)の診療も行っています。MEN1型の副甲状腺機能亢進症では過不足のない治療を目指して適切な術式を個別に検討・判断します。消化器科や内分泌内科と連携し治療に当たります。MEN2型では遺伝子診断を行い、甲状腺髄様癌では腫瘍マーカー正常化を目指した根治手術を行う一方、両側副腎褐色細胞腫では機能温存の可能性を念頭に置いて管理方針を決め、治療に関しては当科で全て完結できます。また遺伝子陽性・未発症の保因者に対しては専門医として的確な医療情報を提供し、慎重な対応を心掛けています。
自己免疫性多内分泌腺症候群
診療実績
2021年7月から2024年5月 | 疾患別患者数 (%) |
---|---|
間脳下垂体疾患 | 221 (17.6) |
甲状腺疾患 | 646 (51.5) |
副甲状腺疾患、カルシウム代謝異常 | 80 (6.4) |
副腎疾患 | 195 (15.6) |
性腺疾患 | 16 (1.3) |
脂質異常症 | 15 (1.2) |
肥満症 | 6 (0.5) |
その他 | 74 (5.9) |
合計 | 1253 (100) |
2025年4月1日現在
★:教授
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | |
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午前 |
★大月 道夫 新美 佑有 (第3週のみ) |
★大月 道夫 |
★大月 道夫 新美 佑有 (第2週のみ) |
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午後 |
★大月 道夫 (特別診察室) |
再診 (予約のみ) |
再診 (予約のみ) |
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診療部長
大月 道夫おおつき みちお
専門分野 内分泌代謝領域
認定資格 日本内科学会
認定内科医
認定内科専門医
研修指導医
日本糖尿病学会
専門医
研修指導医
日本内分泌学会
内分泌代謝科(内科)専門医
内分泌代謝指導医
内分泌代謝・糖尿病内科領域
専門研修指導医
施設統括責任者 -
後期研修医
吉田 侑佳よしだ ゆか
専門分野 内分泌代謝領域