脳神経内科 藤堂 謙一
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脳神経内科が担当する疾患は多様です。それぞれの領域のエキスパートが手を取り合い、他科との協力体制を強化し、患者さんにとって最善の診療を進めて参ります。
脳神経内科を受診される患者さんは、ふるえ、ふらつき、ものわすれ、しびれ、めまい、頭痛など、様々な症状をきっかけに受診されます。急な発症の際には救急対応が必要なこともあります。
このような症状に対し、私たちは幅広い疾患を念頭に診療にあたっており、脳卒中やてんかんなどの救急疾患のほか、パーキンソン病・多発性硬化症・認知症・末梢神経疾患など、様々な疾患の診察・検査・治療を行っています。
東京女子医科大学脳神経内科では、多様な専門領域のエキスパートが活躍しており、手術が必要な場合も脳神経外科との垣根のない相互協力により、最善の診療を実践しています。私自身はこれまで主に脳卒中などの神経救急疾患の診療にとりくんで参りましたが、このような幅広い診療体制をさらに強固なものとすべく、これまでの経験を活かし尽力して参ります。
患者さんへ
脳神経内科では、ここ数年、新しい治療が登場し、病状が良くなる患者さんが増えています。しかしながら、診断がつかない症状や病態も多く、また、診断がついても治療がうまくいかないこともあり、悩み続けることもあります。
それでも私たちは患者さんに伴走し、少しでもいい方向に進んでいけるよう、力を尽くして参ります。患者さんの思いをどうぞ遠慮なく申し出ていただき、一緒に最善の診療をすすめていきましょう。
医療スタッフの皆さんへ
新しい治療が登場し、病状が良くなる患者さんが増えていますが、後遺症や神経症状とたたかう患者さんの生活の質を維持し改善させるためには、さまざまな医療職のみなさんの連携が重要で、各職種の皆さんには大きな役割を担っていただいています。
それぞれの患者さんの生活の質の向上のため、院内外の医療スタッフが遠慮なく意見を出し合って、最善の医療・看護・リハビリテーション・介護を推進していきましょう。
