
救命救急センター 森 周介
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23区西部の中心にある救命救急センターとして、地域医療に貢献しています。 重症疾患に対する初期診療、集中治療に24時間対応しています。
当院救命救急センターは20年以上に渡り地域の救急医療、災害医療に尽くしてまいりました。重症感染症、外傷、循環器疾患、脳血管障害、消化器疾患、呼吸器疾患、内分泌代謝障害、小児疾患、中毒など対応可能な疾患や病態は多岐にわたり、初期診療から手術、集中治療まで一貫して24時間、365日対応が可能です。治療内容としては緊急手術、緊急カテーテル治療、高気圧酸素療法、緊急透析、ECMO(体外膜式酸素化療法)などの実施が可能な体制を整えています。さらに、当センターは災害医療にも力を入れており、DMAT(Disaster Medical Assistance Team)の一員として日常の訓練及び有事災害への派遣を行っております。
当センターは近隣医療機関と密な連携を取り、重症症例の迅速な受入れおよび治療後の速やかな転院が可能となるシステムの確立をし、効率のよい的確な医療を提供できるよう努力しています。なお、当院の分院である足立医療センター、八千代医療センターも同様に救命救急センターを有しており、この恵まれた環境で相互の利点を生かした高度な医療の提供を行っております。
患者さんへ
当院の救命救急センターはあらゆる重症患者さんの受入れを行い、地域の医療時間で対応に苦慮する症例、高度の治療を要する症例の初期診療、入院管理を行っています。当センターは脳神経内科、循環器内科、胸腹部外科をはじめとする全科の協力のもと全身のあらゆる疾患に対応し、また緊急手術、カテーテル治療、内視鏡治療、高気圧酸素療法、緊急透析等を迅速に行える体制を整えています。一方で救命救急という役割を担う以上、回復後の長期療養やリハビリテーションに際しては、これらを受けることが相応しい医療機関に転院し治療を継続していただくようお願いをしております。このように近隣医療機関との円滑な連携のもとで治療を行っておりますのでご理解をお願いいたします。


医療スタッフの皆さんへ
近隣の医療機関の皆様には円滑な病診連携にご協力をいただきまして大変お世話になっております。地域の緊急対応が必要な重症症例に対して積極的に診療をいたしておりますので引き続きよろしくお願いいたします。
また、当院は教育病院でもあり、救急医療を志す医療従事者の皆様にとっては優れた環境であると自負いたしております。
本年度からは救急救命士の新規採用も開始しました。高度で緊迫感のある救急医療や災害医療に興味のある方々に、やりがいのある職場を提供し、最大限支援をしてまいります。